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zoom RSS ウチスズメ070513手賀沼

<<   作成日時 : 2007/05/16 23:05   >>

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今春は手賀沼に花を添えたレンジャクですが、レンジャクとこのウチスズメの共通点は何でしょうか?

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ウチスズメ♀070513手賀沼。
大形のスズメガの一種で、後翅に色彩豊かな目玉模様があります。お腹がはちきれんばかりに膨らんでいたので、♀と思われます。目玉模様は♂の♀へのディスプレイとしてより捕食者を驚かすことで進化したものと思われます。そのため雌雄とも美しい模様が進化したのでしょう。
シダレヤナギの下にいました。

さて答えですが、花と葉の違いはあるものの、共にシダレヤナギを食べる、です。手賀沼の周辺にはこの樹が多い。ヒレンジャクは手賀沼では、もっぱらこの花穂を食べていたようです。ウチスズメの幼虫はこの葉を食します。

ところで成虫は何を食べているのか、ちょこっと調べてみたのですがわかりませんでした。口吻が2cmとスズメガにしては比較的短い。もし蜜を吸うのなら、比較的浅い花を訪れるのでしょう。
同じウチスズメ亜科のモモスズメには口がありませんので、もしかするとウチスズメも摂食しないのかもしれません。

スズメガの口には、生物の教科書で見かける有名な逸話があります。
マダガスカルのラン(アングレクム・セスキペダレ)は、蜜をためる距と呼ばれる器官が発達していて40cmもの長さに達します。
ダーウィンは『野生ランと洋ランが昆虫によって受粉されるためのさまざまな仕組みと交雑の好ましい効果』で、その距の底から蜜を吸う驚くほど長い口を持つ巨大なガの存在を予側します。
予言は的中し、スズメガの一種キサントパン・モガーニ・プレディクタが発見されるのですが、死後20年が過ぎておりダーウィンは吉報を受けることは出来ませんでした。亜種名のプレディクタは予言(プレディクション)したダーウィンへのオマージュです。

このランとスズメガの著しい形態は、互いに進化を促進しあう過程でもたらされました。このような現象は共進化といいます。

レンジャクの特徴的な形態も何かの他の生物との共進化の結果かも。

ダーウィンの予測については、昨日(070515)の朝日新聞の夕刊、さらに詳しくはカール・ジンマー『進化大全』光文社をご覧ください。

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ダーウィンの共進化説は間違いか?
マダガスカルのランの1種アングレクム・セスキペダレの長い距から蜜を吸う未知の巨大な蛾を予測したのがダーウィンです。彼の死後20年がたち、予測どうり口吻の22cmもあるキサントパンスズメガ(キサントパン・モガーニ・プレディクタ)が発見され、ダーウィンの偉大さが再認識されます。ダーウィンは両者の異形を生み出したメカニズムを共進化と考えました。 2007年6月7日の”Nature”に掲載されたカリフォルニア大サンタバーバラ校のウィトール&ホジスの論文によると、花粉媒介昆虫と花の共進化によらない... ...続きを見る
鴎舞時 / オー・マイ・タイム
2007/06/29 22:30

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