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zoom RSS 島嶼矮小化・南西諸島のトンボ(2)

<<   作成日時 : 2008/06/21 22:35   >>

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島に移入すると生息場所、資源が限定され、母集団にはなかったストレスが加わる。さらに個体群が小さい、すなわち遺伝子プールが小さいので変異遺伝子が固定されやすい。したがって島では種分化が起こりやすい。
島の個体群はしばしば小型化したり大型化したりする。前者を島嶼矮小化といい、後者を島嶼巨大化という。まとめて島嶼化ともいう。
たとえばインドネシアのフロレス島では、矮小化した原人のフロレス原人、矮小化したステゴドンのフロレスゾウやソンダーゾウが化石として発見される一方で、巨大化したフロレスジャイアントネズミが生息している。

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Euphaea yaeyamensis 830729 Japan.
コナカハグロトンボ♂830729西表島。台湾のナカハグロトンボから種分化した島嶼矮小型と考えられる。♂は腹部第1〜6節が赤い(♀は黒に黄条)。未熟個体は暗い林の枝の先に羽を閉じて止まる。石垣島個体群は絶滅の惧れがある。ハグロトンボとは科が違う。

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Psolodesmus mandarinus kuroiwae 830729 Japan.
亜種クロイワカワトンボ♂830729西表島。胸部は緑色に光り、成熟すると白粉を装う。

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亜種クロイワカワトンボ♀830729西表島。羽の先が褐色になるのが♀の特徴。
台湾のキヌバカワトンボの矮小化した亜種。準絶滅危惧種。

矮小化は、性成熟が早く、代謝量が小さいため、資源の限られた島では適応的と考えられる。一方で、特定のストレスに対する内在的な遺伝的応答の可能性もある。選択の結果ではなく単なる生理現象かもしれない。

ところで鳥類の場合、島では大型化するほうが一般的なようだ。
現存種ならカカポとかタカヘ、絶滅種ならエピオルニス、モア、ドードー、ベーリングシマウ、キューバジャイアントフクロウ(和名不明)などが挙げられる。
鳥の島嶼矮小型の有名な例を知らない。

南西諸島のイトトンボ・移入種の駆除について もどうぞ。

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