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zoom RSS サワガニ青色型081020千葉県

<<   作成日時 : 2008/10/22 20:15   >>

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サワガニには体色変異が見られ、BL型(青色型)、DA型(黒褐色型)、RE型(前域黒褐色・後域橙黄)の3系統がある。千葉県では北部にDA型が、南部にBL型が分布する。
サワガニは他のカニと違い、プランクトンのゾエア幼生、メガロパ幼生をスキップして卵からいきなり稚ガニが孵化する。したがって、海に下ってプランクトンから稚ガニへ成長し別の川を上ることはない。ひとたび大海に出てしまえ分散の機会は飛躍的に増大する。
こうした訳でオサムシやサンショウウオなど同様、サワガニは分散の速度が小さくなり種分化が起こりやすく、そのため進化生物学的研究の対象になっている。最近の分子系統学研究から、九州で遺伝的な多様性が大きいことがわかった。このことはサワガニが南方系のカニであり、南から北へ分布を拡大させたことを示していると思われる。
青色型と黒褐色型の分布境界では交雑が起こる。混棲地での親子の遺伝的研究から交配はランダムに起こっていて生殖的隔離は発達していないと考えられている。
青色型は南関東以外に四国や九州でも見られるが、それぞれ遺伝的に異なる。したがって青色型の体色変異は各地域で独立して起こったと思われる。
青いサワガニは、研究を継続してきた首都大(このエントリーも首都大の研究報告を参考にしている)で飼育されているのを見たことはあるが、今回カモメを観察しているときに、波打ち際から50mくらいの側溝で偶然観察する機会に恵まれた。

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サワガニ♀青色型081020千葉県。
鋏の大きさに左右で差がないことから♀とわかる。矢印で稚ガニを示した。稚ガニがこの親の子かどうかは不明だが、色は青くはない。親ガニの腹部には稚ガニは見られなかった。

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