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zoom RSS カモは雄が先に換羽する!ヨシガモ♂生殖羽・♀非生殖羽151230千葉県

<<   作成日時 : 2016/02/18 23:37   >>

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Falcated Duck nonbreeding ♀ 151230 Japan.
ウジカモ図鑑によれば、三列風切に橙褐色斑が無いので生殖羽ではなく、 また三列基部が黒褐色ではないので幼羽でもない。三列基部が淡色なで♀非生殖羽である(幼羽特有の胸の小斑もない)。
これまで雄が生殖羽の時期の♀が生殖羽なのか非生殖羽なのかなど考えたことも無かった。ウジカモが正しいのならこの東アジアのカモに限らす多くのカモで、雌に数ヶ月先立って雄が生殖羽に換羽していることになる。一体全体いこれは何事か?
常識的に考えれば、生殖羽は配偶に付随するから、雌雄で羽衣の生殖羽⇔非生殖羽の換羽も同調するだろう。生殖羽での性的二型がカモのように顕著な他の鳥はどうだろう。たとえば、エリマキシギ。初夏日本を通過する雄は未だ完全な生殖羽になっていない。
カモの雄の換羽を早める選択圧が働いたと考えるのが妥当か。
カモとシギの雄の換羽時期の違いの由来は何か?生態の差の反映か?
エリマキシギ雌は繁殖地のレックで配偶者をチョイスする。なので越冬地で雄が繁殖羽に換羽するメリットはなさそうである。
カモの雄が越冬地でディスプレーをすることから考えて、配偶行動がシギよりずっと早く開始されていることが伺える。冬にすでに配偶者が決まり、かつ繁殖地までカップリングが維持されるのであれば、雄にはより早く換羽する方向に選択圧がかかると予測できる。一方雌はどうか。雌は雄をチョイスするだけだから雄とともに換羽する必要は無いのかもしれない。雄を選ぶ行為を惹起するために性的な成熟(エストロゲン?)は必要かもしれないが、雌の換羽がもっぱら育雛期間の保護色のためであるのなら、繁殖期に換羽すれば事足りる(恋と子育ては別物?)。雌が雄に同期して換羽を早める必要性は無いのかもしれない。
カモの雌が他の多くの鳥と同じく春から初夏にかけて換羽するのなら、生殖羽、非生殖羽なる語は無用で、普通に夏羽、冬羽でいいのかも!?
ウジカモの波紋は識別の次元にとどまることなく広がって行く。書評を書くと宣言しておきながら、衝撃が大きすぎて3ヶ月経過して未だ書くことが叶わない。

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Falcated Duck breeding ♂ 151230 Japan.
光の加減で頭部の色が変化するのがわかる。

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