小型のシロカモメ第1回冬羽(060424銚子)

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 このシロカモメは見る角度によっては、セグロカモメとウミネコの中間程度に見えます。大きさのみではアイスランドカモメの範疇に入るかもしれません。
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初列風切突出は比較的あるように見えますが、アイスランドカモメにしては少ないような気がします。ピーター・グラント『識別の新しいアプローチ』(BIRDER11(2)1997)によれば、尾の長さが眼先端から測った嘴の長さ以下はシロカモメ、明らかに長ければアイスラドカモメの可能性が高くなります。
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これを見ると体の大きさは極端に小さいわけではなさそう。初列風切の先に暗色部が見えます。
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飛行時の初列風切を見るとかなり擦り切れているのがわかります。もっと斑があったのかもしれません。
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 先のグラントによれば、嘴と眼のの比が4.5を超えればシロカモメ、4.2以下はアイスランドカモメが示唆されます。眼の直径を測るのは難しいのですが、この画像から求めた値によればはアイスランドカモメの可能性があります。しかし、アイスランドカモメにしては太くごつい感じがします。暗色淡色のパターンもシロカモメそのものです。
 次に示すのは、060206ほぼ同じ場所にいた、同一とおもわれる個体です。
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 典型的なシロカモメに比べると印象はかなり違うのですが、嘴のパターンは似ています。アイスランドカモメの亜種 kumlieniの1回冬の嘴は基部の辺りまで暗色であり、glaucoidesでも暗色部は多くかつ淡色部との境が不明瞭になる傾向がありますが、この個体ではそのどちらにも当てはまりません。
 全体的なジズもシロカモメに近いので、この個体はシロカモメのアラスカ産の小型の亜種L.h.barrovianusの可能性があります。また、雑種の可能性もあるかもしれません。


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