ベニアジサシ冬羽~夏羽030518手賀沼 :手賀沼野鳥目録にない鳥(1)

我孫子野鳥を守る会、山階鳥類研究所や鳥の博物館が、手賀沼を組織的、定期的に観察しています。そして結果は、定期刊行物や論文として公にされています。そのため手賀沼の野鳥は、他の地域にないくらい詳細に、そして誰もが手にすることが出来る形で記録されているわけです。
特に我孫子野鳥を守る会による、『手賀沼の野鳥Ⅱ-30年の変遷-2004年11月』の「手賀沼とその周辺地域の鳥類目録」は、30年間の観察会の結果とその他いろいろな記録を網羅した貴重な労作です。
これは市の図書館、大学の図書館などで見ることが出来ます。
多くの目であたかも隅から隅までなめるようにように見尽くされた感のある手賀沼ですが、というかだからこそ、その鳥類目録に載っていない鳥を見つける楽しみがあるわけです。
だいたい、センサスは多くて月1回ですから、当然穴があるわけです。
手賀沼は旅鳥が一時的に羽を休める中継地でもあるわけですから、また、強風で海から運ばれてくる迷鳥もいるわけですから、当然1日2日しか滞在しない個体がいます。そのような鳥はセンサスから零れ落ちてしまいます。
このベニアジサシは、強風で運ばれてきた迷子です。手賀沼の滞在期間はたぶん数時間だったと思われます。春のベニアジサシ(Collins Bird Guideに春のベニアジサシの図があります)は嘴が黒いので、見逃したウォッチャーも少なくなかったことでしょう。

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ベニアジサシ冬羽~夏羽030518手賀沼。脚は赤ですが、嘴は黒です。尾が初列風切端より長く、初列風切がアジサシほど黒くありません。

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ベニアジサシ(左)とクロハラアジサシ(右)030518手賀沼。尾の長いベニアジサシですが、胴体はアジサシより一回り小さく、クロハラアジサシとそう変わりありません。

同じ日に見られたアジサシ。たぶん同じ方から飛ばされてきたのでしょう。この日観察されたアジサシはこの1羽です。体が大きく、腹がやや暗色、脚が黒く、嘴が太く、尾は短い。画像では、ベニとはずいぶん違って見えますが、フィ-ルドではそうでもありません。
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アジサシ夏羽030518手賀沼。


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