虫の世界はすっかり夏モード。先週あたりから、盛夏のカミキリ、キマダラカミキリを見かけます。出現時期が早まっているのでしょうか。これも温暖化の影響なのか。
ところでこのカミキリ、いつの間にか和名が変更されたようです。以前はキマダラヤマカミキリでした。
1970年代の数年は、鳥そっちのけ(?)でカミキリを追いかけていました。だからその時期のバイブルは、「コバケイ」ならぬ「コジケイ」、小島圭三&林匡夫共著の『原色日本昆虫生態図鑑Ⅰカミキリ編』でした。もちろんこれにあるのはキマダラヤマカミキリ。
久しぶりに読み直して見ると、現在日本から知られているカミキリムシは約720種(亜種を含む)、と記されています。その後800種と言われるようになります。ところが驚く事に、今年出版された大林&新里編『日本産カミキリ』ではなんと、946種(亜種を含む)となってます。
「コジケイ」の出たのが1969年ですから、38年で226種も増えたことになります。鳥では考えられない。
もし、あのまま鳥に復帰(?)せずにいたら、何種かカミキリの新種をものに出来たかも。
キマダラカミキリ♂070527手賀沼。
夏の雑木林のカミキリ。夜明かりに集まる。触覚が長いのが♂です。
話しは変わり、今日サンコウチョウを追いかけていると、やや小形のヤンマが杉林の梢から急降下してきました。胸部は緑。そして、腹部には、青い点が並んでいるのが見えた(ような気がした)。まさか・・・・・・。そんなはずあるわけないか。ここは関東平野の真ん中、そのうえ5月だし。
この記事へのコメント
matsumaru
出現が早いトンボは出てきていますね。カワトンボやクロスジギンヤンマなどは"旬の頃"だったりしますね。
って、最近は鳥さんそっちのけでトンボ撮り(笑)
seichoudoku
それは、鳥があまりに撮りにくいからでした。時は流れ
今じゃ、トンボだろうが鳥だろうが、比較的簡単に撮れる時代になりました。ありがたや。