コフキトンボ♀の多型070630手賀沼

多型といえば鳥では、ハクガン、フルマカモメ、オナガミズナギドリ、クロサギ、サシバ、シロハヤブサなどに見られる暗(黒)色型と淡(白)型がすぐ思い浮かぶと思います。カッコウの仲間に見られる赤色型は♀に見られます。
コフキトンボの多型も♀で見られます。♂のように翅に目立った帯のない同色型と、♂とはまったく異なった異色型が存在します。異色型は、羽の縁紋の内側にミヤマアカネのような褐色帯があり、基部は橙黄色でエゾアカネのようです。
ところで、多型変異とではどこが違うのでしょうか。
ハクガンの白い個体は白くても変異とはいいません。一方、アオダイショウの白化個体(アルビノ)であるシロヘビは多型ではなく変異個体です。
ついでに多型と亜種はどこが違うのでしょう。カワリシロハラミズナギドリの二つのタイプの関係と、オオシロハラミズナギドリとクビワオオシロハラミズナギドリとの関係は異なります。

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コフキトンボ♀異色型070630手賀沼。オビトンボ型ともいわれます。

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コフキトンボ♀同色型070630手賀沼。
尾部付属器先が下に曲がるのは♀の特徴です。上のトンボと同じ種とはにわかには信じられないかもしれません。それほど違ったパターンをしています。翅も体色も♂に近い。

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コフキトンボ♂070630手賀沼。

さて、多型と変異の違いですが、それは頻度の大小です。定義は定まってはいませんが、例えば1%以上あれば多型(フツイマ『進化生物学』)、それより少なければ変異となります。早い話、めったに見られなければ変異といっていいでしょう。

亜種は地理的品種のことで、多型のように同所的に分布しません。アオハクガンはハクガンと同じ場所に分布します。ただし、両タイプとも自分と同じ型と番う傾向があります。

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