オオバンの親子070701印旛沼

印旛沼や手賀沼では、オオバンが多いのは冬季で、一部が繁殖しているようです。この数年オオバンの個体数は減少していたのですが、昨冬は両沼で例年よりたくさん見られました。ほとんどの鳥種が減少している中でたくましく生きています。
この鳥の分布はバンに負けないくらい広範囲です。バンの住まないオーストラリアにもいます。亜種はHBWによるとユーラシアに広く分布する基亜種、ニューギニアに2亜種、オーストラリアの亜種のあわせて4亜種が認められています。バンに比べると亜種の数はずいぶん少ない。黒くてあまり分かり易い特徴がないので少なく見積もられているような気がします。日本産はリンネが記載した基亜種に含まれます。
基亜種とオーストラリア産亜種とでは大きさが極端に違います。♂の平均体重を比較すると北の基亜種が902gで、南のオーストラリア産が568gとなっています(HBW)。南は北の2/3もありません。
これはベルクマンの規則(寒冷地ほど大形化する現象)に当てはまります。

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オオバンの親子070701印旛沼。

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オオバン070630手賀沼。

バンの亜種についての次のエントリーもご覧下い。
http://seichoudoku.at.webry.info/200705/article_22.html

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この記事へのコメント

  • matsumaru

    オオバンに"ベルクマンの規則"とは想像もつきませんでした。
    冬には公園の池の常連さんになってしまって、"げんなり"していましたが(苦笑;)、今までとはまた違った見方をご教示いただき感謝です!
    2007年07月05日 01:31
  • seichoudoku

    オオバンの画像をアップするだけでは、ちょっと芸がないかなあ、ということで、実は苦し紛れにひねり出したネタでした。でも感謝までされ恐縮ものです(汗)。
    2007年07月05日 18:37

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