ツメナガセキレイの亜種

日本で記録のあるツメナガセキレイの亜種は、次の4亜種です。
1)亜種ツメナガセキレイ(キマユツメナガセキレイ)Motacilla flava taivana :北海道、樺太、シベリア南東部に分布
2)亜種マミジロツメナガセキレイM.f.simillima :千島列島、カムチャツカ半島に分布
3)亜種キタツメナガセキレイM.f.macronyx :中国南東部からシベリア南東部に分布
4)亜種シベリアツメナガセキレイM.f.plexa :シベリア北部に分布
関東で見られるのは亜種ツメナガセキレイか、亜種マミジロツメナガセキレイで、後の2亜種は主に九州や沖縄でなければ見る機会はほとんどないと思われます。
したがって今回観察されたものがシベリアツメナガセキレイであれば、かなり貴重な記録となるはずです。
識別のポイントは短い眉斑です。『日本の野鳥590』(真木&大西)には、「目の後方にしかない」、『日本の野鳥』(叶内)には、「目の上後方に」あるとしていますが、実際に掲載された写真を見ると目の前にも僅かに眉斑が見えます。『日本の野鳥550』には、「短く細い」と記され、写真には目の前にも眉斑が細いながらもはっきり見えています。
昨日のエントリーの初めの個体の眉斑は『日本の野鳥550』の個体と同程度に見えます。亜種シベリアツメナガセキレイの可能性は十分あるように思います。
もう一方の個体は眉斑は長めでかなり明瞭です(ただし眼の前では不明瞭)。亜種マミジロツメナガセキレイとするほうが妥当かもしれません。2亜種が共に行動するのはありえないわけではないのですから。

画像
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Yellow Wagtail Motacilla flava taivana1st summer 030721Japan.
亜種ツメナガセキレイ(キマユツメナガセキレイ)第1回夏羽030721北海道。

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