フェルメールの鳥081023上野

雨の上野にヨハネス・フェルメールを観にいった。確かめたいことはいくつもあたったが、フェルメールは鳥を描いたか?はその一つだった。
フェルメールの作品は約30点のみなので、そんなこと画集を見ればすぐわかると思うかもしれない。あるいはフェルメールを知っている少なからずの人は、描いていないと即答するかもしれない。
たしかに彼は鳥を描こうとして描いてはいない。しかし、光学機器を使ったともいわれるフェルメールの細部へのこだわりが副産物として鳥の意匠を残しているかもしれない。
そういう観点で彼の作品を再度精査してみる。
「紳士とワインを飲む女」、そして今回上野で展示されている「ワイングラスを持つ女」に反復される、左から差込む光を拡散させるステンドグラス。女性の握る手綱の左下にドロップ型の三つの染みが行儀良く並んでいる。
これこそ3羽の右を向く褐色のシギではないか?
平日の雨の日だというのに予想外に人出が多い。「ワイングラスを持つ女」の前が空くのをひたすら待つ。そしてその前に立つ。覗き込む。鳥のようにも見えるが、はっきりとはわからない。
傍らの拡大図で改めて確認する。左右のには嘴はないが中央には嘴(と思しき突起)が見える。足(と思しき突起)があるのは左のみ。総合すればカモのようにもシギのようにも見える。
結論としては、断言はできないがこれをフェルメールの鳥としてよいだろう。フェルメールの画中品は探索しつくされているので、このステンドグラスも現品が判明しているかもしれない。
もしかしたら現物を見たとしても鳥かどうかわからないのかもしれない。フェルメールが見えたとおりに描写したなら。
次にその箇所を示す。もちろん館内で撮影したわけではない。

画像
フェルメールの「鳥」。

今回展示された7点の作品で、一番心を揺さぶられたのは「リュートを調弦する女」だった。これ一つ見られさえすれば入場料の元は取れる。

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