ハヤブサはタカよりオウムに近い

これまでハヤブサはタカの仲間とされてきた。そして、オウムの外見がハヤブサに似ているのは系統が近いからとは考えられてはいなかった。分類学者が形態の類似を軽視し、猛禽という機能による分類を過大に重視した結果である。しかし、こうしたこれまでの常識は分子系統学によって、ほぼ否定された。
これまで何度か取り上げてきたキンブルらの論文によれば、スズメ類(スズメ目)、オウム類(オウム目)、ハヤブサ類(ハヤブサ目)はひとつのグループ(クレード)に含まれる。
ただし、ブーツストラップ確率は73%で、十分高いとはいいがたい。ブーツストラップ確率は、元データ(ここではDNAの塩基配列)から仮想データを繰り返しサンプリングして、仮想データをもとに複数の系統樹を作成して、注目する枝(ここではスズメ、ハヤブサ、オウムを含むクレード)がどれだけの確率で出現するかを100分率で示した値である。73%という値は、1000個の系統樹のうち、270個の系統樹で、スズメ、ハヤブサ、オウムがばらけてしまいひとつにはまとまらないことを意味する。普通80%ないと強く支持されるとはいいがたい。さらに、たとえブーツストラップ確率が100%であっても、その系統樹がが真実の進化過程を示しているとは原理的にいえない。

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上から、ハヤブサ(♀第3回冬羽?)、ノスリ成鳥♂ともに081117千葉県、オカメインコ(篭脱け)070920千葉県。

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