カンムリカイツブリ夏羽090819千葉県。夏、関東ではこの鳥は普通いないので、こうした換羽を見ることはできない。
すべての初列風切が筆毛状態。伸長状況が同調していることに注目。一度に抜け落ちたことを意味する。アビ類が同様の換羽をするが、多くの鳥では、飛行を確保するため段階的に換羽は進むので、こんな見事に脱落するのを見ることはない。
次列もきれいさっぱり脱落している。すべて鞘状態なので初列よりすこし換羽は遅れているようだ。
これでは当分飛べそうにない。陸に上がりさえしなければ別段リスクが高まるわけではないのかもしれない。でなければこんな道理に適わない進化はありえない。
でも考えてみると、リスクがないだけでこうした換羽の進化を説明できない。何らかの適応的な意味があるはずだ。
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