ミツユビカモメ亜種ポリカリス成鳥冬羽100208千葉県。日本で見られるカムチャツカ、北東シベリアの亜種pollicarisはヨーロッパの基亜種より1ヶ月程度換羽が遅い傾向がある。しかし同じpollicarisでも、アラスカ産は基亜種と同じくらい換羽が早い。この個体の特徴は、P5がサブターミナルバンド、P4に黒斑があること、換羽がP10まで済んでいる(アラスカ産?)こと。基亜種の黒はpollicarisより少ない傾向にあり、普通P6まで黒斑がありP5まであるのは2割と少数派である。
Black-legged Kittiwake Rissa tridactyla pollicaris 100208 Japan.
ミツユビカモメ亜種ポリカリス成鳥冬羽100208千葉県。P9、P10は旧羽、P8は伸長中、黒はP5まで。上の個体より換羽が進んでいないが他個体と比べとくに遅れているわけではない。次列風切、尾羽の磨耗が著しい。
→ミツユビカモメの亜種と換羽080402茨城県
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