エリマキシギ♂成鳥冬羽~夏羽100321茨城県。個体A。嘴基部は橙。雨覆、三列風切が夏羽に換羽している。4ヵ月前の同一と思われる個体と比べると違いは一目瞭然。
Ruff molting adult ♀100321Japan.
エリマキシギ♀成鳥冬羽~夏羽100321茨城県。個体B。同一と思われる個体の2週間後(4月5日撮影)の画像を追加した(100419)。
Ruff molting adult ♀100329Japan.
エリマキシギ♀成鳥冬羽~夏羽100329茨城県。8日後の個体B。
Ruff first winter♀100321Japan.
エリマキシギ♀第1回冬羽100321茨城県。個体C。個体Bに比べて灰色味がなく褐色味が強い。
Ruff first winter♀100329Japan.
エリマキシギ♀第1回冬羽100329茨城県。8日後の個体C。
3月21日には個体A、B、Cが行動を共にしていた。渡りは夫婦親子別々と思われるので、越冬地で家族が再会することは起こりそうにない。がもしかしたら両親と娘かと想像していた。ところが・・・
Ringed Ruff third winter/molting adult ♂100329Japan.
エリマキシギ♂成鳥第3回冬羽~第3回夏羽100329茨城県。個体D(と個体B)。
みぞれ交じりの冷たい雨の今朝、8日前と同所を訪れるとはたして3羽のエリマキシギが見られ、当然同じ3羽のはずだった。2羽の♀は同一と思われたが、しかし何と♂が入れ代わっているではないか!新しい♂は、嘴基部が黒く、右脛に金属リングをしていた。嘴がオレンジの♂はどこ行っちゃったのだろう。
YOCHO
O JAPAN
378
これはなかなか興味深い足環だ。環境省ではなく環境庁の頃に付けられたと思われ、だとすれば、この足環は2000年以前に付けられたことになる。ほんとなら少なくとも10才になる。環境省となった2001年以降に、環境庁の足環が使われることはあるのだろうか?
追記100331:山階鳥類研究所の齋藤武馬氏と保全研究室の協力により、下記が判明した。保全研究室よりのメールを引用する。
写真から読み取れる足環の形状、文字の配置から下5桁の数字は「*378*」と推測されました。「エリマキシギ」「*378*」の条件で検索しました所、該当するデータが2件ありました。
「7A 03782」 エリマキシギ ♂幼鳥 2007年9月1日 宮城県亘理町鳥の海 で放鳥
「7A 03783」 エリマキシギ ♂幼鳥 2007年9月2日 宮城県亘理町鳥の海 で放鳥
現在も環境「庁」のリングが使用されることがわかった。さらにそれ以前に製造された農水省のリングもあるそうだ。
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