ハイイロヒレアシシギの学名について(動画)120310茨城県(追記171105)

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Red Phalaropes first winter & molting adult 120310 Japan.
強い風雨で港に15羽入った。冬羽から夏羽に換羽し始める頃で、個体間に羽衣の差が出たため何とか個体識別できた。繰り返し画像を並び替えてここまで整理したがまだ重複があるかもしれない。
個体AとBは三列風切が幼羽の第1回冬羽。個体Aの嘴は全体がほぼ黒だが、Bは基部がかなり黄色になっている。個体J~Mは体下面の一部に赤みが出ている。個体Oは右横向きのいい画像が見当たらず。
18世紀中頃、リンネがこの鳥を記載したときは何と、Tringaクサシギ属だった。mtDNAの塩基配列が簡単にわかるようになり、分類に細分主義(いまや死語?)が徹底した今日の視線で見れば、それはないだろう、と感じるが、リンネは当時の尺度で合理的にそう判断したのだった。
学名は、属名(ラテン語の名詞)と種小名(ラテン語の形容詞)からなる。ラテン語の名詞には女性、男性、中性の三つの性があり、それらを形容する形容詞はそれぞれの活用変化(語尾の変化)が必要となる。
HBWによれば、ハイイロヒレアシシギの学名Phalaropus fulicaria は、誤ってP.fulicarius と綴られる(Phalaropus  が女性名詞ならfulicaria が正しい)。
そこで手元にある図鑑のハイイロヒレアシの学名のスペルを確かめて驚いた。日本語の10冊全てで誤っているではないか。英語の図鑑はどうか、HBWを含めて12冊中9冊が誤りであった。なんでこんなことになったのか。

ところで、近縁のアカエリヒレアシとは同所的に繁殖するのに越冬地に重なりがほぼないのが不思議だ。種分化は越冬地で始まる?

追記120321: Phalaropusを図書館の古典ラテン語辞典と現代ラテン語辞典で調べてみたが載っておらず。性はわからずじまい。

追記171105: タイトルを変更した。動画のフレームの大きさを変更した。HBW Aliveで学名がP.fulicariusになっているではないか!

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