個体A。事前に白くて変なモンゴルがいると聞いていたので、出た瞬間これだとわかった。色彩以外は典型的なモンゴル。虹彩や初列風切等が黒いのでアルビノではない。外側初列は黒で、P10に不明瞭ではあるがミラーがある。たたむと初列の羽縁は白。内側初列はぽっかり空いている。次列は黒。腰、上尾筒は真白。尾には黒点が2列ある(内側列の外を黒くすればモンゴルらしい帯になりそう)。最外側尾羽は白。肩羽は灰色ではっきりした錨模様は見えない。小雨覆と三列にも斑あり。足のピンクに灰色味はあまりない。おそらくこのピンクは血液の色を反映していると思われる。であるならモンゴルの灰色の足は色素の欠如を示すのではなくむしろある種の色素の存在を示唆するのだろう。嘴のパターンもイレギュラー。来季再来を期待。
Mongolian Gulls first winter 120407 Japan.
個体B。肩羽の錨模様がはっきり見える個体。個体C。磨耗がより進んだ個体。尾の暗色帯が明らかに狭い。両方とも横長の体形で、頭部は白く、足は灰色味がある。
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