ホイグリンカモメ第1回夏羽~第2回冬羽121124千葉県/鳥類目録7版のカモメについて

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Heuglin's Gull first summer/second winter with Vega & Slaty-backed Gulls 121124 Japan.
白の体部と背の暗灰色とのコントラストが顕著な個体。肩羽に褐色斑がないが、三列風切と尾に明らかな黒斑が残っているので、第2回夏羽~第3回冬羽ではなく、第1回夏羽~第2回冬羽である。より若いステージで成鳥の形態に近づくのはホイグリンの特徴である。画像1-3の右後の第2回冬羽のセグロカモメVegaに比べて、明らかに背が濃い、体がコンパクトである、体部に斑が少ない、足のピンクが薄い。背の濃さはオオセグロカモメと同じか少し薄い程度(画像4の右端で座っているのがオオセグロ)。最長初列はP8。

『日本鳥類目録改訂第7版 』のカモメ属については分子系統学的研究の成果が反映されていない。ホイグリンカモメはニシセグロカモメLarus fuscusの亜種ニシセグロカモメとされているが、独立種とするのが一般的だ。 セグロカモメとアメリカセグロカモメがL. arugentatusの亜種とされているが、両者とも別種とするのがすでにアカデミックでもウォッチャーでも常識となっている。足が必ずしも黄色くないL.cachinnansの和名をキアシセグロカモメとするのは不適切であり、さらにmongolicusをこの亜種とするのも時勢に反する。L.c.cachinnansが正当にもカスピセグロカモメとして検討中である一方で、図鑑で既に一般的になったクロワカモメがオビハシカモメとされている。和名はなくても研究者は論文が書けるのだから、和名は一般の人のためのものだ。定着した語を敢えて変える合理性のない場合はことさら変えることはない。

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