アイスランドカモメは「デカムリン」をアイスランドカモメとは見ない?

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Larus sp. (“dwarf”Glaucous Gull?)130119 Japan.
「デカムリン/デカムリアン」の眼瞼(オービタル・リング)を撮影した。青空を背景にオートホワイトバランスで撮り、カラーバランスのレタッチは一切行っていない。オービタル・リングの色は、複数画像で確認したところすべて、目尻は赤橙でそれ以外は黄橙(または黄色)であり、赤または赤紫に見える画像はなかった。これは以前の本ブログでの記述を再確認する結果となった。
アイスランドカモメとシロカモメのオービタル・リングの色を文献(①Olsen(2003)と②Howell & Dunn(2007))で確認しておく。
アイスランドカモメのオービタル・リングの色:①冬羽では鈍い紫赤から赤、②Kumlien'sは紫がかったピンク、Icelandはピンクから赤味がかった(ピンク)。
シロカモメのオービタル・リングの色:①クロムイエローから橙(オレンジ)、ときにピンクを帯びるもしくは赤、②橙。
赤のシロはあっても橙のアイスランドはない、といってよいだろう。
ところで、
クロシェらによるヨーロッパのセグロカモメ/カスピセグロカモメおよびワシカモメ/アメリカオオセグロカモメの交雑、選択の研究によれば、オービタル・リングの色は選択(性選択)に強く相関する(一方、足、脚、虹彩および虹彩斑の色とはほぼ相関しない)。
この結果がアイスランドカモメにも当てはまるとすると、♀(または♂)のアイスランドカモメはオービタル・リングが赤紫の♂(または♀)を配偶者としてチョイスすることになる。別言すると、橙色のオービタル・リングの個体は同類と認識されない。
したがって、この通称「デカムリン/デカムリアン」はアイスランドカモメから同類とは見られないと考えられる。
じゃあ、このカモメ、何?と問われたら、とりあえず小形シロカモメとするのが妥当なのではないだろうか。小形とか“dwarf”とかの表現は実際の大きさより、見た目の体形、各部の比、ジズによるところが大きいのだが。

→Ujimichiさんの「“デカムリン”の眼瞼等について」

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Larus sp. (“dwarf”Glaucous Gull?)130112 Japan.
1週間前の「デカムリン」。

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Glaucous Gull Larus hyperboreus barrovianus nonbreeding 130112 Japan.
大きさはセグロカモメと同じくらい。嘴は華奢で初列の突出が大きい。

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