アメリカセグロカモメ第4回冬羽、目の黒い141227千葉県

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American Herring Gull fourth winter with Vega Gulls 141227 Japan.
周囲のセグロカモメより一回り小さいため小形の♀かもしれない。また、上下嘴に黒斑があり、初列端の白が小さいので第4回と思われる。
背は明瞭に淡色。後頸の暗色斑はセグロより濃い。初列風切の換羽は平均するとセグロより1ヵ月程度早いがこの個体は換羽が終わっておらず、P10は伸長中である。P9にはミラーはない。黒はP4まである。アメリカセグロの初列の黒は普通P5までで、♂では成長するとそのP5の黒さえ消失する傾向がある(Olsen)。けれど一方で、P4、さらにはP3まで黒があることもある(Olsen)。‘Gulls of the Americas‘p166にP4まで黒のある個体が出ている。
この個体を発見した時(距離は260mあったのだが)一見してアメリカセグロを確信した。ただ目の色だけが気に掛かった。黄褐色に見えたからだ。第4回でこの濃さはないだろう。
『日本の野鳥650』の「虹彩の暗色の個体」は、すでに指摘されているがアメリカセグロではなくどう見てもカナダ。暗色の例外がないとはいえないが、数が限られる日本のアメリカセグロにそのような例外中の例外がいるとも思えない。
アメリカセグロであるという確信に付き纏う一抹の疑念は自宅のPCで画像を拡大して氷解することになる。最後の画像に注目。虹彩はやはり黄色であったのだ。フィールドではなぜ黄褐色だったのか。
気がつけば答えは至極当然のこと。この個体を発見したのは日没直前でかなり暗くなっていた。暗くなれば虹彩はどうなる。もちろん収縮する。そして瞳孔が拡大する。目は黒くなる。距離は200m以上だ。

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