亜種リュウキュウウグイスとは151101JBF

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山階鳥研見にレクチャー浅井芝樹氏の「ウグイス亜種の謎についてDNA で調べたら?!」に参加した。
『鳥類目録改訂第7版』によればウグイスは以下の6つに分けられる。
① カラフトウグイス Cettia diphone sakhalin : サハリン、千島列島に分布。
② チョウセンウグイス C.d.borealis : 中国北東部、ウスリーランド南部、韓国に分布。
③ ウグイス C.d.cantans : 日本に分布。
④ ハシナガウグイス Cd.diphne : 小笠原に分布。これが基亜種。
⑤ ダイトウウグイス C.d.restricta : 奄美、沖縄に分布。
⑥ リュウキュウウグイス C.d.riukiuensis : 繁殖地は不明で琉球列島で越冬するとされるが再検討が必要。

山階の標本(繁殖期の死体等、沖縄のみ冬季個体も含む)とDNAデータベースの80個体のミトコンドリアDNAのチトクロムbの分子系統学的解析が行われた。フィリピンウグイスを外群に系統樹を作成すると、35タイプに分かれた。韓国産、次に小笠原産が分岐し、サハリン産、伊豆産、本州産等は分化は進んでいないことがわかった。
韓国産はその他と2%以上の違いがあった。小笠原産は韓国産を除いたその他と0.4-0.5%の違いがあった。サハリン、北海道、本州、伊豆、九州、沖縄夏季冬季の個体はそれぞれほとんど差異がなかった。亜種となった後に塩基配列の変異が溜まっていくのかもしれない、とのこと。
結論
1) チョウセンウグイスは別種とするべきである。
2) ハシナガウグイスは亜種とするのが妥当。
3) カラフトウグイス、ウグイス、ダイトウウグイスを亜種とすべきかは微妙。
4) リュウキュウウグイスは依然不明。mtDNAチトクロム以外のシーケンスで解析すれば何かわかるかもしれない。

沖縄のウグイス

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