デジスコvs一眼(Ⅱ)

デジスコと一眼の比較を行った。室内でペットボトルのラベルの印字と付箋紙に鉛筆で手書きした文字を大小望遠鏡とコンパクトデジカメによるデジスコとズームレンズ+(テレコンバーター+)一眼レフで撮影した。
中央の文字は1.3㎜、カメラから文字の距離は8.5m、ISOはすべて400で撮影した。同じ面積になるよう画像中央部分をトリミングした後、リサイズした。印刷された文字で差がわかりにくい場合、その下の鉛筆書きの文字の擦れ具合を見ると違いがわかる。
①~⑰は35mm判換算(合成)焦点距離を、画像内の200mm、500mmは一眼望遠ズームの焦点距離を、x1.4はテレコンバーター使用を、62mm、77mmは地上望遠鏡の口径を、16x、48x、20x、60xはズーム接眼レンズの倍率を、24x、30xは単焦点接眼レンズの倍率を、W、Tはコンパクトデジカメの広角側と望遠側を、P610は超望遠コンデジを表す。
①300mm①200mmDSC_2365.jpg②384mm②S120 62mm16xW.jpg③420mm③200mmx1.4DSC_2362.jpg④480mm④S120 77mm20xW.jpg⑤576mm
⑤S120 62mm24xW.jpg⑥720mm⑥S120 77mm30W.jpg⑦750mm⑦500mmDSC_2367.jpg⑧1050mm⑧500mmx1.4DSC_2363.jpg⑨1152mm⑨S120 62mm48xW.jpg⑩1440mm⑩S120 77mm60xW.jpg⑪1440mm⑩P610.jpg⑫1920mm⑫S120 62mm16xT.jpg⑬2400mm⑬S120 77mm20xT.jpg⑭2880mm⑭S120 62mm24xT.jpg⑮3600mm⑮S120 77mm30xT.jpg⑯5769mm⑯S120 62mm48xT.jpg⑰7200mm⑰S120 77mm60T.jpg
結果:
1)同程度の焦点距離であれば、⑥と⑦の比較より、デジスコより一眼の方が解像する(レンズ性能より撮像素子の大きさによると思われる)。
2)同じ焦点距離であれば、⑩と⑪の比較より、超望遠コンデジの最望遠側よりデジスコの方が解像する。
3)x1.4テレコンバーターの効果については、①と③の比較より、短焦点側で少し解像しているが、⑦と⑧の比較より、長焦点側で解像感に差はない。
4)中央の印刷文字を見る限り、⑦一眼500mmで十分に解像している。鉛筆の擦れが最も解像しているのは⑰のデジスコであった。
5)望遠鏡の口径については、⑫と⑬、⑭と⑮、⑯と⑰の比較より(前玉の焦点距離が異なるので同じアイピースでも倍率が違うが)、大口径の方がやや解像感があるようだ。
6)一眼携行前提なら、デジスコ静止画撮影時には、ズーム接眼レンズの低倍率側、コンデジのワイド側は必要性が低い。ただし、動画や観察では低倍率、ワイドは有効である。

以前「デジスコvs一眼」で、
デジスコに適したコンデジが市場からなくなりつつある現状を鑑みて、デジスコは観賞用としても、そして記録用としても、その役目を終えたといえる。
と記した。今回のテストでも同様の結果となった。
デジスコが必要な状況をあえて挙げるとすれば、200m先のカワウのリングの文字の記録などだろうか。ただしこれができるのはおそらく⑰の時である(⑮ではきつい)。
動画についてはデジスコはいまだ有効である。比較的遠距離でのカモメやシギチの観察には望遠鏡は今のところ必須である(最近望遠鏡を持ち出さないことが多くなったのだけれど)。三脚は1台しか持てないとすると、三脚には望遠鏡をセットすることになり、カメラは手持ちとなる。手持ちのカメラで動画は今のところほぼ不可能である。したがって、三脚の望遠鏡にコンデジを付けて動画を撮ることになるのだ。
望遠鏡がいらなくなる時代が今後来るだろうか。防振付きで軽量の、8倍から20倍程度のズーム双眼鏡ができればいらなくなるかも(双眼鏡2台をぶら下げたくはないから)。

追加190818:本文第2文を追加した。

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