コガモ♂生殖羽、ブウブウ鳴き運動210211千葉県

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ブウブウ鳴き運動と名付けられた求愛のディスプレイの開始時、嘴の先が水面をかすめ水滴が高く弧を描いてパラパラと跳ね上げられる。この事実を最初にマガモで記述したのはローレンツだった(『動物行動学-Ⅱ上』p35)。この行動はコガモでも観察される。
ブウブウ鳴き運動は、頭を下げたあと、頭を起こすより先に体を起こす。このため体が奇妙に湾曲するが、これには気管を機械的に伸長させる意味がある(同書p35)。この動作の最高潮で(マガモではかん高い、コガモでは柔らかく笛を吹くような)笛声音が発せられる。この後、マガモではブウブウ音と呼ばれる空気がもれるような低い音が続く(これがブウブウ鳴き運動の名の由来である)。一方、コガモはブウブウ音は欠いている(同書p92)。それでもローレンツはコガモでもブウブウ鳴き運動の語を使う。それは、マガモのブウブウ鳴き運動と明らかに相同だからである。ローレンツの行動の観察は常に種間の行動の相同性を意識して行われる。ローレンツにとって行動の研究は必ず系統に結び付けられている。実はローレンツは行動学者である前に系統学者である。系統学者としてのローレンツについてはいずれ詳しく書く予定である。
posted by seichoudoku at 21:12Comment(0)

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