モグラは増えたか 放射性物質の除染の影響(Ⅱ)(追記140112)

モグラ塚140102(画像1)・131229(画像2)。 手賀沼周辺で放射性物質の除染のためリターと土壌が取り除かれた地域(比較的距離のひらいた少なくとも3カ所)でモグラ塚がいつになく目立つ。常識的に考えれば、表土が剥ぎ取られればミミズが減るからその捕食者たるモグラ(ここではアズマモグラ)は遅れて減少するはずだ。一見モグラが増えた理由を考えてみる。 被捕食者が減少して捕食者が増えるとは考えに…

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アズマモグラ頭骨090628千葉県

Mogera imaizumii アズマモグラ頭骨090628千葉県。あっというまに虫たちがきれいにしてくれた。 歯が擦り減っていないので比較的若い個体か。歯の噛み合わせ、特に臼歯の部分はほれぼれとする。上の切歯は円弧上に並ぶコウベモグラに対して、アズマではV字で前方に突出する。突出度は若い個体ほど多くい。より原始的なミズラモグラでは、下顎の切歯が3つだが、アズマでは2つに減少している。歯数は…

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アズマモグラ死体とヒラタシデムシ090620千葉県

アズマモグラ死体とヒラタシデムシ090620千葉県。歯、指、肋骨などの形状がよくわかる。 以前から不思議に思っていたのが、野外で見る哺乳類の死体で自然死と思われるのは圧倒的にモグラが多いということ。タヌキやハクビシンの路上の轢死体はよく目にするけれど、林で死体を見ることはない。 暑い日耐えられなくなったミミズが地上に現れ路上で干からびてしまうのを思い出す。

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モグラの分類(追記070717)

日本のモグラMogera woguraは50年位前は、6亜種(コ、ヤクシマ、アズマ、キュウシュウ、コウベ、サド)を含む多型種と考えられていました(このうち3亜種を認めたのが黒田長礼です。長礼は山階鳥研の元所長の長久のお父さんで、カンムリツクシガモの発見者)。 今では複数の隠蔽種の集まりと考えられていて、6亜種のうち、ヤクシマ、アズマ、コウベ(Mogera wogura)、サドは種とされています…

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アズマモグラ060723手賀沼

 先日、モグラが土を穿り返して庭の灯篭が倒れそうで心配だと相談されました。モグラは増えているのでしょうか。今季2個体目。

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アズマモグラ060614手賀沼

 手賀沼周辺には至る所でモグラ塚を見かけますが、モグラに出くわすことはまずありません。   モグラは背も腹も黒のモノトーンです。視覚に頼らないため、色彩が進化しなかったと考えられます。一方鳥の色彩がカラフルなのは、鳥の視覚が発達しているためです。例えば、♂の色彩と♀の好みが一たび遺伝的にカップリングすると、♂の色彩は急速に進化します。この過程はランナウェイ(いずれ詳しく取り上げる…

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