アカエリカイツブリ、亜種180617茨城県

Red-necked Grebe 180617 Japan. 河口に1羽残された。 アカエリカイツブリには、ヨーロッパの基亜種Podiceps grisegena grisegena と北米産極東産亜種P.g.holbollii の2亜種が認められるが、別種とする見解もある。さらに、極東産を別亜種bergmaniiとする説もあるようだ(HBWAlive)。

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日本産シロチドリの分類と移動161105JBF

「山階鳥研見にレクチャー」で茂田良光さんの講演を聞いた。以下要旨。 1) 亜種シロチドリは、日本鳥類目録第6版では、Charadrius alexandrinus nihonensis とされていたが、改訂第7版では、C.a.dealbatus とされたのだけれども、この変更は妥当でない。 亜種記載者スウィンホーの標本(上画像)を見ると、過眼線が目先の部分で消失している。本州九州で見られる過…

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亜種リュウキュウウグイスとは151101JBF

山階鳥研見にレクチャー浅井芝樹氏の「ウグイス亜種の謎についてDNA で調べたら?!」に参加した。 『鳥類目録改訂第7版』によればウグイスは以下の6つに分けられる。 ① カラフトウグイス Cettia diphone sakhalin : サハリン、千島列島に分布。 ② チョウセンウグイス C.d.borealis : 中国北東部、ウスリーランド南部、韓国に分布。 ③ ウグイス C.d.c…

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アカアシアジサシはアジサシである?

9月の鳥学会の自由集会「砂浜の鳥の保護」で茂田良光氏が「日本におけるアカアシアジサシの記録について」発表した。 要旨を以下に引用する。 東京湾や大阪湾沿岸などにおいて嘴基部と足の赤いアジサシの観察や繁殖が知られ,アカアシアジサシとされることが多い。アジサシ Sterna hirundo には hirundo, minussensis, tibetana,longipennis の4亜種が知ら…

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コセジロタヒバリは種へ151031JBF(追記151129、190608)

山階鳥研見にレクチャー茂田良光さんの「セジロタヒバリとコセジロタヒバリの識別」に参加した。 要旨 セジロに比べコセジロは、 測定値はオーバーラップあるが見た目が小さい、 上面の縦斑が濃く太いので全体的に黒っぽく見える、 背の白が細くあまり目立たない、 嘴は短く、下嘴先下側が黒い、 のどが白っぽい、 囀り(飛びながら)がより複雑、 地鳴きはやや細く金属的、 等の特徴を持ち、フィ…

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亜種メジロ141214千葉県

Japanese White-eye Zosterops japonicus japonicus141214 Japan. 鳥類目録第7版によればメジロは、メジロ、シチトウメジロ、イオウトウメジロ、ダイトウメジロ、シマメジロ、そしてリュウキュウメジロの6亜種が認められている。北海道ではメジロは夏鳥であるが、亜種は基亜種メジロとされる。Kuroda(1951)は北海道のメジロを亜種エゾメジロZo…

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ヒバリ130126千葉県

Eurasian Skylark 130126 Japan. 関東で冬に見られるヒバリの亜種は不明だ。亜種カラフトチュウヒバリは亜種ヒバリより初列風切の突出が大きいといわれる。この個体は突出が大きくは見えない。 日本産のヒバリはこれまでユーラシア大陸のヒバリEurasian Skylark Alauda arvensis の亜種A. a. japonica とされてきた。これとカラフトチュウ…

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亜種カラフトハマシギではない第1回冬羽101230茨城県追記110125・110203・110210

Colour-flagged Dunlin first winter 101230 Japan. 亜種カラフトハマシギ第1回冬羽101230茨城県。2010年12月30日15時13分、霞ヶ浦周辺の蓮田で採食中のハマシギ約110羽の群れに、左跗蹠金属リング、右脛黄色フラッグ/右跗蹠白色フラッグの付けられたハマシギを観察した。この標識個体は、前方の肩羽と三列風切の一部に…

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シロチドリ♂の退色と磨耗

Kentish Plover Charadrius alexandrinus nihonensis ♂breeding 091220 Japan. シロチドリ♂繁殖羽091220千葉県。前頭、過眼線、側胸が黒で、側頭橙褐色。頭頂は換羽が済んでいないのか橙色味はあまりない。冬にはもう俗にいう夏羽になる。 中国東部、日本で見られる亜種は、Haymanらの "Shorebirds"ではC.a.de…

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シロチドリ成鳥♂♀090712千葉県

Kentish Plover breeding 090712 Japan. シロチドリ成鳥♂♀090712千葉県。 "Shorebirds”やHBWでは、シロチドリには6亜種が認められ日本で見られるのはCharadrius alexandrinus dealbatusとされていた。 しかし最近は6亜種、日本の亜種はC.a.nihonensisとされる(Brazil)。

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亜種アカアシアジサシには2つのタイプがある

「アカアシアジサシ」と呼ばれているアジサシには2つのタイプがある、と書いてある本はない。一方で、「アカアシアジサシ」の特徴が図鑑によって違う。山渓『日本の野鳥』では、「胸から腹がかなり濃い灰色」だし、たとえば『日本の野鳥590』では、「背や翼上面は淡く、体下面は白い」。逆だ。どちらかが間違っていることになる。それはただし、「アカアシアジサシ」が一つの場合だ。 けれど、「アカアシアジサシ」と呼ば…

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沖縄のウグイス

従来沖縄のウグイスは亜種リュウキュウウグイスCettia diphone riukiuensis とされてきた。 清棲『日本鳥類大図鑑』によれば、亜種リュウキュウウグイスは、体上面は赤錆色を帯びない暗灰オリーブ色で(亜種ウグイスC.d.cantans は赤さび色を帯びる)、体下面はクリーム色を帯びない白(亜種ウグイスはクリーム色を帯びる)、脇はクリーム灰色(亜種ウグイスは赤さび色を帯びたオリ…

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亜種アメリカコハクチョウほか090118千葉県

Whistling & Bewick's Swan Cygnus columbianus columbianus & C.c.jankowskyi adult 090118 Japan. 亜種アメリカコハクチョウ(右)と亜種コハクチョウ090118千葉県。右の個体のほうが目先の黄色が小さいが、左もコハクチョウにしては小さめ。 Whistling Swan adult 090118 Ja…

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ミヤマホオジロ♂・♂第1回冬羽・♀081221-茨城県。

東アジアの美しいホオジロ類で、3亜種が認められている。 基亜種Emberiza elegans elegans は、シベリア南東部から中国黒竜江(ヘイロンチヤン)省で繁殖し、中国南東部と台湾で越冬する。E.e.elegantula は、中国中央~南西部の留鳥。 E.e.ticehursti は、朝鮮半島で繁殖し中国南部沿岸で越冬する。日本でも対馬などで繁殖する。千葉県で、2000年7月1…

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メダイチドリの亜種081020茨城県

Lesser Sandplover juvenile 081020 Japan. メダイチドリ幼羽081020茨城県。メダイチドリには5亜種が認められており、つぎの2グループ(今後別種とされる可能性が大きい)に分けることができる。 北部個体群には、Charadrius mongolus stegmanni(チュコト半島、カムチャツカ半島、千島列島)と基亜種C.m.mongolus(バイカル湖…

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ツメナガセキレイの亜種

日本で記録のあるツメナガセキレイの亜種は、次の4亜種です。 1)亜種ツメナガセキレイ(キマユツメナガセキレイ)Motacilla flava taivana :北海道、樺太、シベリア南東部に分布 2)亜種マミジロツメナガセキレイM.f.simillima :千島列島、カムチャツカ半島に分布 3)亜種キタツメナガセキレイM.f.macronyx :中国南東部からシベリア南東部に分布 4)亜…

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チュウシャクシギの亜種

チュウシャクシギには4亜種が認められています。日本でもっとも普通なのが東シベリア産のNumenius phaeopus variegatusuで、見られる可能性があるのが北アメリカ産N.p.hudsonicusとヨーロッパ~西シベリアの基亜種のN.p.phaeopusです。3亜種は野外で識別可能です。このほかカスピ海北のステップにN.p.alboaxillarisがいます。 Whinbre…

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ミツユビカモメの亜種と換羽080402茨城県

ミツユビカモメには、北アメリカ東部、ヨーロッパ、ロシアに分布する基亜種Rissa tridactyla tridactylaと北太平洋からベーリング海に分布するR.t.pollicarisの2亜種が認められています。 日本で見られるのはポリカリスです。 東シベリア海の個体群は中間型といわれています。基亜種、あるいは中間型は日本で観察される可能性は少なからずあると思います。 基亜種に対するポ…

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シロガシラの南西諸島産亜種について

1921年の秋、日本で最初のシロガシラが与那国島で採集されました。捕まえたのはオリイモズにその名を残す折居彪二郎(おりいひょうじろう)で、その標本を調べたのは黒田長禮(ながみち)です。 台湾や中国産のシロガシラに比べて頭が黒かったので、八重山諸島産シロガシラに、黒田は亜種シロエリクロガシラと命名しました。 高野伸二著『野鳥識別ハンドブック(改訂版)』(1983)には、「現在、石垣島や西表島で…

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