生物多様性をポートフォリオとしてみる 人新世のニュー・エコロジーとは

新しい生態学とは、生態系サービスの資産管理(スチュワードシップ)の科学だった。 オズワルド・シュミット(2017/2022)『人新世の科学』を読む。シュミットはイエール大で群集生態学を専門とする研究者である。 個人は各々利益を追求する。そして資源を利用する。その結果、生態系の持続可能性が脅かされる。自然の経済を持続させるためには、人は他の人に対して、自然を守る倫理的義務を負わなければなら…

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ナラ枯れ220413千葉県

手賀沼周辺ではカシノナガキクイムシによるナラ枯れが発生している。あちこちでビニール材による立木ラッピングが目に付く。有機リン・硫黄系殺虫剤のスミチオンが塗布された幹に触れないようおふれが出されている。 カシノナガキクイムシ♀の前胸背中央にはマイカンギア(mycangia )と呼ばれる胞子 貯蔵器官がある。そこにアンブロシア菌と総称される共生菌の胞子を取り込みナラの木部に運搬する。それを栽培して…

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ニイニイゼミ210710千葉県(追記210721)

Platypleura kaempferi 210710 Japan. 今夏は明らかにニイニイゼミが多い。東京区部でも千葉県北西部でもその声をよく耳にする。かつて東京での減少は湿度の低下が原因とされた。近年の気候変動で、あるいはセミの適応で、あるいはその両方で増加傾向にあるのか。 7/14 アブラゼミ鳴く。 追記210721:適応というより誘導か。対立遺伝子の頻度を変化させるにはお…

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ヌマガエル210627千葉県

Japanese Rice Frogs 210627 Japan. 蓮田を歩くと飛び出すカエルがことごとくヌマガエルだったのでちょっとした驚きだった。昨年までこの場所で見た記憶がない。

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獣医師と処分のアイロニー(200906改訂)

飯田基晴著(2010)『犬と猫と人間と いのちをめぐる旅』を読んだ。印象的なくだりを引用する。飯田基晴さんは犬と猫の殺処分に関するドキュメンタリー映画「犬と猫と人間」の監督。山根泰典さんは徳島県動物愛護センターの職員。 p106 山根さんにたずねると、この土地にセンターを建設するとき、近隣住民から、「動物の殺処分をするなら、センターは立てさせない」という強い反対があったのだという。トラック走行…

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アライグマ200809茨城県

Common Raccoons 200809 Japan. 目当ては、ザリガニか、それとも収穫前の米か。 5匹の群れ、たぶん母親と4匹の子供。子供は好奇心いっぱいで立って周囲をうかがう。

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「外来生物と在来生物の交雑を生物多様性のゲインとする」を私たちは受け入れることができるのか

クリス・D・トマス著(2017/2018)『なぜわれわれは外来生物を受け入れる必要があるのか』を読んだ。これは保全生物学、環境保護に関わる人たちに対する挑戦の書であり、トンデモ本で片付けられない理論の書である。 イギリスのイエスズメは1967年の1/3に減少した。このイエスズメに対して自然保護の限られた予算を使うことは、トマスは二重に奇妙であるという。まず、①イギリスのイエスズメは2000年以…

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なぜ野生動物を餌付けしてはいけないのか?

小島望・高橋満彦編著(2016)『野生動物の餌付け問題』を読んだ。印象に残った部分を挙げる。 p14 そして何よりも、餌付けの最大の罪は、餌と人とを結びつける学習をさせ、人を恐れない「人馴れ」した野生動物をつくってしまったことである。この「人馴れ」こそが、身近にありながら人間を避けてきた野生動物や、ほとんど姿を現さなかったはずの野生動物を「有害鳥獣」、あるいは「迷惑動物」へと変えてしまい、…

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なぜ鳥に餌をやるのか(Ⅱ)

小さな小さな「貴賓」がわが家を訪問する。おぼつかない足取りではあるが確かな意志を持ってたったったと廊下を往く。居間に入ると向かう先にヒマワリの種が入った小瓶がある。手にするがまだ蓋は開けられない。一粒小さな手に取らせると、「住人」であるホオミドリウロコインコ「ココ」の口先に差し出す。食べきる前にもう一つ。 これは私にとって驚きである。 小さな来客はまだおしゃべりはできないけれど、お気に入りの…

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ノネコが貪るのは200314千葉県

鳥にかかわる時間の半分を夜に費やすようになって4年が経つ。夜の探鳥は色々な面でリスクが高い。生活リズムが狂い体調を崩す、居眠り運転の可能性も増す。何より鳥がほとんど出ないこともある。目的の鳥が出なくとも昼何も鳥が出ないということはありえない。しかし残念なことに夜、鳥が出なくても必ず目にするのがノネコなのだ。今、田んぼに設定したコースではヤマシギよりネコの方が多いくらいである。 この日は、いつも…

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ノネコ、カモを襲撃す-200119千葉県

木で休むカモを狙うがなかなかうまくはゆかぬ。ネコも水には入るまいとカモたちはタカをくくって、ちょっと羽ばたくも遠くまでは飛び去らず。ここでは複数のノネコが虎視眈々としている。画像1は1月5日、画像2は1月19日、同所で撮影。

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シジュウカラ、暗色190321千葉県

Eastern Great Tit 190321 Japan. 頭部や雨覆に青の金属光沢がある(メラニズムで説明できるだろうか?)。羽衣に不自然な乱れがある。上背の一部は普通に緑黄色である。暗化の原因は外部からの化学的要因が推測される。

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ネコは外来種ではないから殺さない?(追記190224・190407)

有川美紀子著『小笠原が救った鳥』(2018年)を読んだ。印象に残ったところ。 鈴木さん、島の事情は分かります。でも、小笠原の生ものたちが大切でも、僕にとってはネコも同じ命ですから、それは無理です。安楽死はできません。(p35)鈴木さんは、NPO法人小笠原自然文化研究所(通称アイボ)を立ち上げた三人の研究者の一人鈴木創氏、答えているのは公益社団法人東京都獣医師会副会長(当時)獣医師の小松泰史氏。…

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キジ♂、ノネコに襲われる180408千葉県

Japanese Green Pheasant ♂ (with stray cat) 180408 Japan. 光る眼の先に黒い影が見える。光は陰にとてもゆっくりではあるが着実に接近していた。影の方は微動だにしない。あと1mのところでとびかかる。一瞬牙をかわし飛び立った。闇に、キョッコー・キョッコー・キョッコー、とキジの叫びが響いた。 Japanese Green Pheasant ♀…

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ゴイサギ幼羽轢死体180113千葉県

roadkilled Black-crowned Night Heron juvenile 180113 Japan. 厳しい冷え込みで午前2時の気温は-4℃だった。寒さで動けなかったのか、夜間ほとんど見ることのないキジバトが2羽、路上にうずくまっていて、触れることができる距離に接近しても飛び立たなかった。ゴイサギも動きが鈍くなっていたのか。

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セミ異変(追記170906)

ミンミンゼミ170813千葉県、アブラゼミ170818千葉県。 毎年8月近所の林でセミの抜け殻を集めているのだが、例年林内のスギやコナラに1本にいくつも見つかるのだが今年は全く取れない。その代わり、林縁の低木や草に集中して見つかる。アブラゼミは1/5~1/10に激減した。それに対して、ミンミンゼミは数倍に増えた。同僚から震災の影響かと問われた。そうかもしれないがわからないと答えた。 追記…

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