ハヤブサ成鳥、風切の換羽190814千葉県(追記190817、190818)

Peregrine Falcon 190814 Japan. 観察中のシギチドリを一掃してしまった。 外側初列風切P9(分離して見えないがおそらくP10も)と最外側次列風切S1が旧羽と思われる。ハヤブサの換羽は(昇順のタカとは異なり)、初列ではP4から両側へ換羽が進み最後にP10で終了し、次列ではS5から両側へ進み最外側のS1で終了する。この個体は翼の換羽が最終段階である。ハヤブサの換羽はタ…

続きを読む

アオジ190203-千葉県

Masked Buntings 190310 Japan. 外側尾羽伸長中。春は幼成とも尾羽はそろっているのが普通だと思うのでこの換羽は例外的か。スヴェンソンのガイドには、尾羽の換羽は変則的になりやすいとある。 Masked Buntings 190203 Japan. Masked Buntings 190317 Japan.

続きを読む

ダイゼン夏羽、滞在20日-190502千葉県

Grey Plover molting adult 190502/0413 Japan. 上5月2日、下4月13日、同所。羽衣パターン一致。摩耗が進んでいるのがわかる。頭部と腹の黒がはっきりした。 Grey Plover molting adult 190502/0413 Japan. Grey Plover molting adult 190502 Japan.

続きを読む

タマシギ♀第1回夏羽180802千葉県

Greater Painted-snipe first summer ♀ 180802 Japan. 照明周辺の鳥影に白線が浮かんだ。タマシギ♀の白い肩羽は夜一際目を引く。 以前から不思議に思っていたのだが、これだけ顕著な特徴である白線が図鑑にはほとんど取り上げられていない。例えば、山渓日本の野鳥、550図鑑、650図鑑には、白線の記述も白線が写っている雌の写真もない。もしかしたら、白線が…

続きを読む

シギ類の第1回夏羽を探す

BIRDER 2018年5月号に澤本将太さんが「シギ類の羽衣による年齢識別~第1回夏羽を探す~」を寄稿した。要点をメモしておく。 第1回夏羽(1S)のシギを(初夏に)探すコツは摩耗褪色した幼羽を見つけることである。 識別ポイント①雨覆と肩羽のコントラスト: 換羽済みの新鮮な肩羽(第1回夏羽)と摩耗褪色した雨覆(幼羽)のコントラストが明瞭なのが1Sである。成鳥冬羽は幼羽より新しいのみならず羽枝…

続きを読む

シギ類の年齢識別に「暦年(カレンダー・イヤー)」は適切ではない!?

私がcalender-yearという聞き慣れない用語に最初に出くわしたのは、絵が素晴らしく今でも最高の図鑑の一つであるLars Jonsson(1992/1996)のBIRDS of EUROPEをぱらぱら繰っていた時だった。calender-year用語(ターミノロジー)に1ページが割かれている。以下まとめてみる。 1st cal-year: 羽衣に関わらず、孵化してからその年の12月3…

続きを読む

タマシギの幼綿羽180802千葉県

Greater Painted-snipes juvenile 180802 Japan. HaymanらのSHOREBIRDS(1986)に、幼鳥の特徴の一つとして、尾羽の先のダウンが挙げられている。成鳥とあまり変わらない大きさになっても意外と残っているので成鳥♂との識別に役立つ。画像を見ると尾先のみならず下尾筒にも綿羽が見える。 フラッシュによる「マイクロコントラスト」で羽衣の微妙な質感…

続きを読む

カナダカモメ第1回冬羽、摩耗退色の経過170328千葉県

Thayer's Gull first winter 170328 Japan. 大きい嘴2色。 Thayer's Gull first winter 170105/0128/0219/0328 Japan. 1月5日、1月28日、2月19日、3月28日の同一個体。嘴の基部の淡色が広くなっていくのがわかる。三列のパターンや嘴の形状等が一致することより、同一個体であることがわかる。

続きを読む

中央尾羽の伸長速度

Green-cheeked parakeet 170122-0217 Japan. 1月22日、2月4日、2月17日に、ホオミドリウロコインコの左中央尾羽T1の伸長過程を観察した。1日約4mm伸びた。

続きを読む

オバシギ幼羽~第1回冬羽(動画)141018千葉県

Great Knots molting juvenile 141018A-D Japan. 同じ群れの換羽段階の異なる4個体を換羽の進んでいないものから進んでいるものへの順に並べた。オバシギの幼羽は10月以降急激に失われる(Haymanら1986)。したがってこの時期にもっとも個体間の違いが大きくなると考えられる。換羽のタイミングに少しの違いが生じればそれ以降の差異も継続されるから。共時的…

続きを読む

オジロトウネン冬羽 初列風切の換羽141013千葉県

Temminck's Stint nonbreeding 141013A Japan. 個体A:最長初列風切はP8で、P9は伸長中、P10は脱落している。P10もすぐ出てきそうなので、初列の換羽の中断はこの個体ではなさそう。 Temminck's Stint molting juvenile 141013B Japan. 個体B:フィールドでは成鳥かと思ったが、肩羽の一部や雨覆に明瞭で…

続きを読む

オオハシシギ第2回冬羽・冬羽・幼羽(動画)141005茨城県

Long-billed Dowitcher ♂ second winter 141005B Japan. 個体B。画像1:三列風切の外側(下)は褐色で磨耗が著しい。その内側(中)は黒に白斑、さらに内側(上)は灰色。これらがそれぞれ、幼羽、第1回夏羽、第2回冬羽の可能性がある。画像2:外側初列風切は外側三列同様退色磨耗が顕著。画像3:嘴が短いので♂と思われる。 Long-billed Do…

続きを読む

オオジシギ冬羽、滞在26日目(動画)140825茨城県a

Latham's Snipe nonbreeding 140825 Japan. 140731C=140805Bと同一。最も離れていた8月5日と8月25日の撮影ポイント間は200mであった。7月31日はその中間地点であった。滞在26日は最長記録。小雨覆、中雨覆の一部、外側大雨覆、外側三列風切が夏羽。 140731C個体(上)と140825個体(下)の羽衣のパターンの比較。 夏羽三列風切…

続きを読む

オオジシギ~冬羽、滞在23日目140813千葉県a

Latham's Snipe molting adult 140813 Japan. 7月22日から滞在23日目の個体。7月24日から8月12日まで観察できていないのでこの地を離れていた可能性はあるが、7月22日、23日のポイントから150mも離れていないポイントでの再発見なのでずっとこの地に滞在していたと思われる。同地では、昨年の7月29日から8月13日までオオジシギが16日滞在したが、その…

続きを読む

オオジシギ夏羽~冬羽、P1を抜く140801茨城県a

Latham's Snipe molting adult 140801C Japan. 羽繕い中、初列風切を抜く行動を観察した。約2.3枚/秒の連写のシーケンスを以下に示す。 画像1: 初列風切P1~10がすべてそろっている。足元に抜け落ちた羽はない。 画像2: P2~10が見えている。翼に隠れて見えないが嘴でP1を引張っている。直後抜けた羽がパッと閃いた。 画像3: 足元にそれ…

続きを読む

オオセグロカモメ第2回冬羽~第2回夏羽140331千葉県

Slaty-backed Gull second summer 140331 Japan. 春とはいえ午後の眩しい光がやや逆光気味にカモメたちの背後から差し込む、観察には難しい条件でこの個体を発見した。陰になる嘴や下部肩羽等の正確な色味は不明だった。初列風切や脚は手前のカモメに隠れ見えなかったが、黒い嘴、黒い目、真っ白の頭部~後頸はホイグリン、モンゴルあるいは、あわよくばカスピの第1回を期待さ…

続きを読む

ヒバリ幼羽換羽130805千葉県

Japanese Skylark Alauda (arvensis) japonica molting juvenile 130805 Japan. スズメ目の多くは、夏季(7月下旬~9月(10月))の換羽は成鳥は完全換羽、幼鳥は部分換羽であるが、ヒバリ科は幼鳥も初列風切、尾羽を含む完全換羽である。この個体は背や肩羽は幼羽だが大雨覆は換羽している。シギの換羽とはかなり異なるのがわかる。

続きを読む

アオアシシギ第1回夏羽・幼羽・冬羽130816-茨城県

Common Greenshank first summer 130816 Japan. この個体の外側初列風切P5-10に比べて、内側初列P4,、5の方が磨耗が進んでいて、その内側は脱落している。外側初列は第1回冬羽、内側は幼羽と思われる。脱落部分は内側から第2回冬羽(成鳥冬羽)が伸長すると思われる。 成鳥の初列は内側から換羽していくので通常、内側が外側より磨耗していることはない。幼鳥の初…

続きを読む

オオハシシギ夏羽~冬羽(動画)、初列風切の換羽130816茨城県

Long-billed Dowitcher molting adult 130816A Japan. 個体A。フィールドでは褐色の外側初列風切が幼羽に見えたので第1回夏羽と判断したが、ディスプレイで見るとさほど磨耗退色しておらず成鳥夏羽~冬羽が妥当だろうか。初列P8-10は旧羽、P7は筆毛が見える。P6以内は新羽。三列、大雨覆はかなり脱落、肩羽、小、中雨覆の過半数は新羽。 幼羽から第1回冬羽…

続きを読む

チュウジシギ冬羽、初列風切換羽130829茨城県

Swinhoe's Snipe nonbreeding 130829A Japan. 個体A。初列風切P1~P8は新羽で暗灰色。P9とP10は磨耗退色した旧羽で褐色。P8とP7の長さに注目。P8の方が短い。P8は伸長中。中断しているわけではなく換羽は継続していると思われる(伸びきる前に中断する可能性もあるかもしれないが)。小中雨覆に磨耗の激しい部分が見える。夏羽と思われるが第1回冬羽の可能性は…

続きを読む

ヒバリシギ第1回夏羽130811茨城県

Long-toed Stints first summer with juvenile 130811 Japan. この時期の幼鳥、成鳥夏羽ともこの個体とは羽衣が異なる。幼鳥は新鮮な橙褐色の幼羽であり(画像2の左、画像3の右、画像4の左)、成鳥は磨耗して黒っぽくなった夏羽で冬羽は出ておらず、初列風切の換羽も始まっておらず脱落はない(最後の画像130722撮影)。第1回夏羽と思われる本個体の…

続きを読む

チョウゲンボウ♀成鳥120708千葉県

Eurasian Kestrel adult ♀120708 Japan. ♀は♂に先んじ抱卵とともに初列風切の換羽を始める。内側初列はP4からP1へ換羽していく。この個体の内側初列は斑が明瞭なので新羽か。外側の換羽はP5からP10へ進む。この個体のP8-P10は旧羽。

続きを読む

ホイグリンカモメ成鳥夏羽~冬羽111120千葉県(追記111202)

Heuglin's Gull Larus heuglini heuglini molting adult with Vega Gulls 111120 Japan. とても目立った。天気が悪かったせいもあり、背は真っ黒に見え、ウミネコと同程度かそれ以上。大きさはセグロとウミネコの中間くらい。足は淡黄色。上嘴に赤斑があり内側に黒の縁取りがある。虹彩は黄色。後頸には拡散しない細い縦斑がある。初列風…

続きを読む

エリマキシギ♂換羽110725-0805茨城県(追加110809)

Ruff molting adult 110725-0805 Japan.11日間の換羽(2画像ずつ上が8月5日、下が7月25日の撮影)。黒っぽい夏羽が脱落して灰色の冬羽に置き換わっていく様子がわかる。 Ruff molting adult 110725-0805 Japan.(追加8月7日撮影)上8月5日、中8月3日、下7月25日撮影。 Ruff molting adult 1…

続きを読む