ノビタキ♂第1回夏羽150613栃木県

Siberian Stonechat Saxicola maura stejnegeri first summer ♂ 150613 Japan. 三列風切、初列風切、尾が褐色で幼羽と思われる。胸の橙色が薄く狭い。カラマツの若木と地表を行き来していた。そばに♀もいた。 以前は(Common) Stonechat S.torquatus の亜種とされていた。ミトコンドリアチトクロムbの分子系…

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マミジロツメナガセキレイ第1回冬羽150208茨城県

Kamchatka Wagtail Motacilla tschutschensis 'simillima' first winter 150208 Japan. 体下面の黄色がかなり出ているので第一印象は成鳥であったが、嘴基部が淡色なので第1回かもしれない。 『日本鳥類目録改訂第7版』ではM.flava をツメナガセキレイとし、次の5亜種を認めている。 ①シベリアツメナガセキレイ M.f…

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アメリカコガモ♂(動画)150112千葉県

Green-winged Teal Anas calorinensis molting juvenile ♂ ( with Eurasian Teal )150112 Japan. コガモ125羽に1羽いた。 コガモとはミトコンドリアDNAシトクロムbで1.8%違い、南米のキバシコガモにより近縁。形態も配偶行動も異なり、コガモの亜種とする妥当性はすでにない。日本の最新の図鑑でも未だにコガモの…

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亜種メジロ141214千葉県

Japanese White-eye Zosterops japonicus japonicus141214 Japan. 鳥類目録第7版によればメジロは、メジロ、シチトウメジロ、イオウトウメジロ、ダイトウメジロ、シマメジロ、そしてリュウキュウメジロの6亜種が認められている。北海道ではメジロは夏鳥であるが、亜種は基亜種メジロとされる。Kuroda(1951)は北海道のメジロを亜種エゾメジロZo…

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シマフクロウ属ではなくワシミミズク属

Blakiston's Fish Owl Bubo blakistoni 3rd summer 131003 The Asahiyama Zoo. シマフクロウは従来Ketupa シマフクロウ属に分類されていた。『日本鳥類目録改訂第7版』(2012年)でも変更は無かった。しかし、2000年ウィンク&ハイドリッヒによるフクロウ目のミトコンドリア・チトクロムbの系統解析でカッショクウオミミズクKe…

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クロガモ♂♀(動画)130525茨城県

Black Scoters ♂♀ 130525 Japan. クロガモ♂2羽、♀1羽、スズガモ♂2羽、♀1羽が港に残留中。日本で見られるクロガモはCommon Scoter Melanitta nigra の亜種とされてきたが、『日本鳥類目録改訂第7版』では独立種Black Scoter M.americana とされた。両者にはコートシップ・コールに差異がある。 Black Scot…

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メダイチドリ♂夏羽130429千葉県

Lesser Sand Plover♂ first summer 130429 Japan. 大雨覆、三列風切等は磨耗が激しいので幼羽と思われる。ムナグロ、キョウジョシギの混群に1羽いた。 西部のLesser Sand Plover atrifrons 等に対して、東部のstegmanniとmongolusを別種とする場合はMongolian Plover。目録7版では英名をMongolia…

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コウノトリ目の混迷 コウノトリ041228千葉県(改訂130419)

Orintal Stork 041228 Japan. 1990年のシブリー&モンローのDNA-DNAハイブリダイゼーションによる鳥類の系統には心底驚いた。なんせ、ハヤブサも、コンドルも、タカも、ミフウズラも、シギチドリも、シュモクドリも、ペリカンも、サギも、トキも、ペンギンも、ミズナギドリも、アビも、ネッタイチョウも、サケイも、フラミンゴも、カイツブリもみんなコウノトリ類なのだから。20世紀…

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ホイグリンカモメ第3回冬羽130329千葉県 カザフ-ホイグリン-タイミル・コネクション2 (追記)

Heuglin's Gull third winter (with Vega Gull, Black-tailed Gull and Temmink's Cormorant) 130329 Japan. 体がコンパクトで背が濃く翼が長いためウミネコを思わせる特徴的な個体。頭部は白く後頸に細かい斑が点在する。背の灰色の濃さはウミネコと同程度。初列風切の黒は多くP4まではっきり見えP3にも僅かにあ…

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クロワカモメ冬羽130316千葉県

Ring-billed Gull nonbreeding 130316 Japan. びっこが昨年と同一個体であることを示す 今冬フィールドで幾度かこうした会話があった(B:管理人) A「クロワカモメって名前変わったんですよね、なっていったかな・・・」 B「はあ・・・・」 C「オビハシカモメだよ」 B「でもクロワでいいんじゃないですか」 鳥類目録の影響力あなどれん、が 多数が…

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属を選択するとは分類体系の表明である ヒワの系統(2)

Eurasian Siskins adult ♂♀♂130217 Japan. ヒワの系統(1)で、カワラヒワをマヒワ属Carduelis から分離することは妥当とした。この根拠は分子系統学研究による単系統性だ(たとえばZuccoaら2012)。ミトコンドリアDNAの分子系統学に従えば、キバラカワラヒワ、ベトナムカワラヒワ、ズグロカワラヒワ、カワラヒワ、アオカワラヒワ、ギンバネマシコ、ハシグロ…

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分類学の限界 ヒワ類の系統(1)

Oriental greenfinch Chloris sinica kawarahiba adult ♂130211/adult ♂130217/adult ♀130217 Japan.亜種オオカワラヒワ130211/17千葉県。 人は外部形態と色彩の微妙な差異に鋭敏に反応する。鳥類など種認識を視覚にたよる生物に対しては特に当てはまる。一方で系統を見ることはできない。ヒワ類の分類は昔か…

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ワシミミズク複合体(170224追記)

Eurasian Eagle Owl Bubo bubo 120825 Fuji Kachoen.ワシミミズク。 Turkmenian Eagle Owl B.b.turcomanus 120825 Fuji Kachoen.亜種トルクメニアンワシミミズク。 ワシミミズクのウラル・カスピ亜種で、より淡色。 フクロウ目のミトコンドリアDNAのチトクロムc遺伝子の分子系統学的研究により、N…

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ホイグリンカモメ第1回夏羽~第2回冬羽121124千葉県/鳥類目録7版のカモメについて

Heuglin's Gull first summer/second winter with Vega & Slaty-backed Gulls 121124 Japan. 白の体部と背の暗灰色とのコントラストが顕著な個体。肩羽に褐色斑がないが、三列風切と尾に明らかな黒斑が残っているので、第2回夏羽~第3回冬羽ではなく、第1回夏羽~第2回冬羽である。より若いステージで成鳥の形態に近づくのはホイ…

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アマツバメ121103茨城県

Pacific Swifts 121103 Japan. 後方から頭上2、3mのあたりを通過したときの風を切るすさまじい音に身をすくめる。水場の上空を8羽が飛び回っていた。 Brazil(2009)では、日本の亜種は基亜種Apus pacificus pacificusとされ、鳥類目録では本州の亜種はA.p.kurodaeとされA.p.pacificus は亜種キタアマツバメとされている。

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ヒガラ成鳥冬羽121021千葉県

Coal Tit Periparus atre insularis adult 121021 Japan. ヒガラはこれまでParusシジュウカラ属とされてきた(たとえば1999年のCollins Bird Guide、Svensson(2011翻訳)スズメ目識別ガイド)が、最近はヒガラ属Periparusとされるのが一般的になってきた(たとえばBrazil(2009) のBirds of E…

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