アジアイトトンボ♀未成熟の赤の謎210717千葉県

Ischnura asiatica ♀ 210717 Japan. アカトンボ類の雄が赤くなることには、雄同士の縄張り争いや雌の獲得に適応的な意味がある。雌はより赤い雄を選好する。イトトンボ類には雌の体色に多型があるが、雄型雌の雄への擬態は、交尾後の再交尾を抑える働きがあると思われる。雌にとって交尾は一般的に物理的なリスク(生殖器の破壊と短命化)がともなうので雄に化ければさらに交尾を迫られる機…

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シオカラトンボ♀210703千葉県

Orthetrum albistylum 210703 Japan. まだ羽が固くならず眼も透き通っていない♀が雨上がりのぬかるみに何匹かじっとしていた。 この日そこかしこでいっせいにニイニイゼミが鳴き始めた。

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コフキトンボ♀オビトンボ型・♂210701千葉県

Deielia phanon ♀ dispar /♂ 210701 Japan. ♀オビトンボ型は北日本と南西諸島に多い。この分布は中央で生じた変異が、波紋のごとく周辺へ広がる様を思わせる。都の流行り言葉が後年都で忘れ去られ周辺地の方言として残ることに似ているようにも感じる。このような事態がオビハシトンボで起こっているなら、北日本と南西諸島で遺伝的な距離が近くなることが想像されるが実際はそのよ…

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アサヒナカワトンボ♂無色翅型180503山梨県

Mnais pruinosa 180503 Japan. 頭部に対して胸部が相対的にやや小さく見える、翅縁紋が先端寄りにあり細長く見えない、等アサヒナの特徴を持つ。腹部第1節の棘は翅が重なりよく見えない。伊豆個体群も見られる地域なのでその可能性もある。 山梨県は、ニホンカワトンボとアサヒナの分布の境界線上にある。交雑による種分化が現在進行形で検証できる場所だ。 →神奈川県を中心としたカワ…

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オオモノサシトンボ♀170708千葉県

Copera tokyoensis170708 Japan. 時を隔てた過去二度の海面が低下した寒冷期に大陸から日本へ分布を広げたとして、先に来たのはモノサシトンボかオオモノサシトンボか、両種と大陸のトンボのDNAを詳細に調べればわかるはず。 矢印の腹部第10節が♂では白、♀では背面が黒。未成熟♀の足は橙色。

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ムスジイトトンボ♂-140705千葉県

Paracercion melanotum ♂140705 Japan. 分布が北上している。種小名は近年sexlineatumから変更された。眼後紋は小さく横長。肩黒条の上部に少し淡色線が入り込む。 P.melanotum ♂140628 Japan.

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ハグロトンボ♀140622千葉県

Atrocalopteryx atrata 140622 Japan. 成熟するまで水辺へ出ずに林で暮らす。毎年6月に見られた南向きの斜面林で見つけられなかったが、約400m離れた北向きの林でやっと見つけることができた。 DNAの分子系統学的解析によりアオハダトンボよりタイワンハグロトンボに近縁であることが判明したことにより、属名はアオハダトンボ属Calopteryxkaから新設の新属Atr…

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サラサヤンマ♀140503千葉県

Sarasaeschna pryeri 140503 Japan. 林の湿地で羽化を発見。翌朝抜け殻を採りに行くと林冠あたりをゆっくり飛んでいた。幼虫の長い触角に注目。

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ヒロオビオニヤンマ♀830801西表島

Anotogaster klossi ♀830801Japan. 午前10時、西表の川を遡上するとき頭上をゆったりと通過した。見慣れたオニヤンマとは同種には見えなかった。 オニヤンマに比べ、腹部の黄斑が下方で広がっていることが和名の由来(アンダーの画像ではわかりにくいが)。オニヤンマ♀で成熟に従い消失する翅基部のオレンジ色が画像のように成熟個体でも目につく。産卵弁の突出はオニヤンマより短い。…

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オオルリボシヤンマ♀産卵(動画)130820長野県

Aeshna crenata 130820 Japan. これまでの学名A. nigroflava はDNA解析と形態の比較からA. crenataに含まれた。 オオルリボシヤンマ♀130820(上)とルリボシヤンマ♂070512(下)。オオルリボシには胸部斑紋上端後方に小さい逆三角形(a)があるがルリボシにはない。腹部体節前端に環状斑紋(b)がオオルリボシにはあるがルリボシにはない。

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