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zoom RSS ファーブルとダーウィン − トックリバチの巣作り060729手賀沼

<<   作成日時 : 2006/07/30 13:56   >>

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 巣を増設するトックリバチ060702手賀沼。泥団子をくわえて運んでは円形に重ねてゆきます。増設された部分はまだ乾いていないので黒っぽく見えています。

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トックリバチの巣060716手賀沼。随分大きくなりました。黒っぽく見える乾いていない部分は補修した所でしょうか。

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 トックリバチの巣060729手賀沼。巣は更に大きくなり形も滑らかになり、完成したようです。

 この巣を作ったトックリバチは親に巣の作り方を教わったわけではありません。もし教わりたいと思っても、それは実現できない話です。昆虫の親は子に巣作りを教えることなく死んでゆくものだからです。誰に習うわけでもないのに、トックリバチの巣は完璧です。それは、次世代を育むという機能美を持ち、人の審美眼にかなう造形美を持っています。

 このような完成された本能行動はいかに進化したのでしょう。ダーウィンの進化論によればどんな複雑な構造も、どんな巧妙な生態も僅かな変異の積み重ねによって進化します。このような考え方は漸進説といいます。ラマルクもダーウィンも、そして現代の進化学も基本的に漸進説を採っています。

 完璧な昆虫の本能に中途半端な中間段階を想像するのはちょっと難しい。ダーウィンにも手強い難問だったのです。
 したがって、昆虫の巧妙な本能に魅了された『昆虫記』のファーブルにはダーウィンの進化論は受け入れがたい学説でした。
 しかし、同世代に生きたファーブルとダーウィンは、相違した考えを持ちながらも、互いに研究者として認め合う仲でもありました。『昆虫記』に感銘を受けたダーウィンは、ヌリハナバチの方向感覚を確かめる実験を提案し、ファーブルはそれに応え実際に実験をしています。ただし、結果を知ることなくダーウィンは先立ってしまうのですが。

 こうした経緯は奥本大三郎『ファーブル昆虫記6』集英社文庫にありますので、興味を持たれたなら手にしてみるといいと思います。

 


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