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zoom RSS シジュウカラとグロージャーの法則

<<   作成日時 : 2006/12/13 21:40   >>

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シジュウカラは最も研究の対象になることの多い鳥の一つです。
シジュウカラはセグロカモメとともに、種分化の代表的なモデルの一つである、輪状種(環状種)の例としてしばしば取り上げられてきました。これについてはいずれ触れたいと思っています。
ここでは、グロージャー(グローガー)の法則(規則)とシジュウカラについて述べてみます。

画像

シジュウカラ061211柏。6,7羽の群れで、落ち葉を掻き分けながら落ちた木の実をつついていました。
これは関東で普通に見られるシジュウカラです。

画像

亜種イシガキシジュウカラ830731西表島。一見して違いがわかると思います。すごく黒っぽい。

鳥の羽色は降水量と相関します。
アメリカオオコノハズク(ヒガシアメリカオオコノハズクとニシアメリカオオコノハズクにスプリットされました)の羽色と降水量には密接な関係があり、降水量の多い地方ほど暗色であることがOwenの詳細な研究(今では古典といっていいでしょう)によって確認されています。

湿潤(温暖)な地域に生息する鳥類、哺乳類、そして一部の昆虫が、乾燥(寒冷)な地域に生息するものに比べ体色が暗色になる現象は、グロージャーの法則といわれています。

ヒトの体色もこの法則で語られることがしばしばあります。暑い地域(日光の強い所)でメラニンの増加は紫外線から身を守るという点でメリットがあります。けれどクロージャーの法則の適応的な意義は必ずしも明確ではありません。雨と黒の関係は如何に。
一方、寒冷地ほど大型化すること(ベルクマンの法則)や寒冷地ほど耳などが小さくなること(アレンの法則)は、その適応的な意味が明確です。

シジュウカラもこの法則に当てはまるようです。この鳥の暗色化はどういった適応的な意味が考えられるでしょう。

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オオセッカ070430神栖
オオセッカは日本と中国に、局所的に分布する希少種です。 日本産亜種オオセッカLocustella pryeri pryeriが基亜種で、基産地は東京で記載されています。中国産亜種オナガオオセッカLocustella pryeri sinensisは基亜種より淡色です。この差は、乾燥・寒冷地ほど淡色になるというグロージャーの規則で説明できるのかもしれません。グロージャーの規則については、http://seichoudoku.at.webry.info/200612/article_14.h... ...続きを見る
鴎舞時 / オー・マイ・タイム
2007/05/01 20:44
トノサマガエル種群とセグロカモメ種群
種群というのは、極めてよく似た複数の種(亜種)を一括りに扱うときに使う用語です。早い話し分類のよくわからない生物の一群を指す言葉です。 英語では、complex(複合体)とかassemblage(集合体)とか、もっと単純にgroup(群)とか、研究者ごとに別の表記をしています。 ショウジョウバエ、タテジマフジツボ、カスミサンショウウオ-トウホクサンショウウオ、ヒヒ(ヒヒの分類は極めて面白くカモメの分類にも通じるものを感じます)、そしてこのトノサマガエルなど、いろいろな生物種で、種群があ... ...続きを見る
鴎舞時 / オー・マイ・タイム
2007/06/15 21:26
モグラの分類
日本のモグラMogera woguraは50年位前は、6亜種(コ、ヤクシマ、アズマ、キュウシュウ、コウベ、サド)を含む多型種と考えられていました(このうち3亜種を認めたのが黒田長礼です。長礼は山階鳥研の元所長の長久のお父さんで、カンムリツクシガモの発見者)。 今では複数の隠蔽種の集まりと考えられていて、6亜種のうち、ヤクシマ、アズマ、コウベ(Mogera wogura)、サドは種とされています。 種のスプリットは、核型分析でもアロザイムでも分子系統学でもなく形態分類学がきっかけを作りま... ...続きを見る
鴎舞時 / オー・マイ・タイム
2007/07/10 21:32
ナガサキアゲハ070908柏
手賀沼の南側でも、北側でもナガサキアゲハのゆったりした飛翔を目撃しました。千葉県ではぽつぽつこのチョウの観察例はありますが、これだけの数となれば、やっぱり台風9号の落し物と思われます。 ...続きを見る
鴎舞時 / オー・マイ・タイム
2007/09/08 14:14
亜種リュウキュウヒヨドリ/グロージャーの規則
コンスタンチン・ヴィルヘルム・ランバート・グローガーは19世紀ドイツの鳥類学者である。ツバメとアマツバメを区別したのが彼。そして、グロージャーの規則(グロージャーの法則)にその名を残す。この規則については、岩波『生物学辞典第4版』に「典拠は不明」とあるも、Wikiをみれば、『気候の影響下の鳥類の変異(ドイツ語)』(1833)とある。 グロージャーの規則とは、一般に低緯度ほど、温暖なほど、湿度の高いほど、動物の体色が暗化(メラニズム)する傾向があること。鳥の場合、その適応的な意義は必ずしも... ...続きを見る
鴎舞時 / OhmyTime
2009/02/27 21:00

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
一見して違いが分かりません。
空抜けした写真と地面が背景の写真では比較しようありません。
良い写りならまだしも、これじゃあね。
石垣の方はただ陰になって暗いだけのように見えますよ。
もう少しきちんとしたデータを得てからUPされた方が良いです。
誰も言わないけれど、皆、そう思って通り過ぎているのでは?

コメントは削除していただいて構いません。
ただ、削除するからには、きちんと違うデータをUPしてからにしてください。
それではこれで。
しじゅうから
2011/01/16 17:02
亜種シジュウカラに比べ、亜種イシガキシジュウカラは、頬の白色部が狭く、そのため黒い首輪が太く見える、また、脇から腹にかけて灰色味が強く、そのため頬の白がより目立つ、等の特徴があります。
seichoudoku
2011/01/17 20:44

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