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zoom RSS カイツブリ 冬の繁殖081210千葉県

<<   作成日時 : 2008/12/12 22:23   >>

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鳥の生殖はホルモンによってコントロールされている、教科書的にいえばそういうことになるが、鳥の主体性を重んじれば、鳥はホルモンによって生殖をコントロールしている。
環境を無視して闇雲に子を産むことは子を育てられないだけでなく消耗により自分の生命も脅かすことになる。四季のはっきりした日本では、冬に産卵、育雛することは鳥にとって生産性の低い行動であるから、性ホルモンを絞って生理を抑制しているわけだ。
換羽もやはりホルモン(おもにチロキシン)によってコントロールされている。繁殖期には夏羽、繁殖羽(生殖羽)となり、そうでない時期は冬羽、非繁殖(生殖)羽になる。繁殖期、ディスプレイに役立つ派手な色も、繁殖しない時期には天敵に目に付くリスクばかりになってしまう。
羽衣は行動と連動している。それぞれを司るホルモンの種類は異なっても、配偶行動、生殖器官の状態、羽衣は適応的に同調している。
さて、そこで、冬羽、非繁殖羽での生殖はありえるだろうか。

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カイツブリの親子081210千葉県。背中から小さい顔が飛び出したとき、いったい何がおきたのか混乱した。状況が飲み込めるのにしばし時が必要だった。給餌を見るにいたって、なるほどそういうことかと納得せざるを得ないという感じだった。
頭は黒味が落ち褐色に、頬も赤味が薄くなっており、ほぼ冬羽に見える。性ホルモンとチロキシンの分泌のパターンが何らかの環境変化によって変調して、両系のデカップリングが起こったと思われる。
これが突発的な異常な生態なのか、環境変化に対する適応的な応答なのか、継続的、広範的な観察が必要だ。

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カイツブリの抱卵(?)081130千葉県。10日前の同所で。
この時はまさか抱卵は予想だにしなかった。しかし、事後的には浮き巣での抱卵とするのが道理に合う。ちょっと気になったので撮影しておいたが、結果的に貴重なショットとなった。



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