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zoom RSS 東西2つのチュウジシギ(追加141227)

<<   作成日時 : 2014/12/26 11:06   >>

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Swinhoe's Snipe juvenile 110821J Japan.
2011年8月21日に観察した特徴的なチュウジシギ個体Jが2014年12月2月にツイッターで取り上げられたので画像を見直した。当時のエントリーに「赤っぽいタイプ」とあるように、現場では同一場所にいた個体Iに対して赤っぽいと感じたわけだが、改めてみるとあまり赤っぽくない。赤いというより、肩羽の黒に対する褐色部が目立つ(広い)というほうが正確かもしれない。頭側線も黒っぽい個体Iに比べより褐色味が強い。個体Iでは肩羽の換羽が始まっているが、個体Jはほぼ幼羽のままである。尾は確認できなかったが、全体的な体形は個体Iと目立った違いはなく、ハリオシギとは感じなかった。Oさんの指摘のようにこの個体Jが、ハリオとの識別が問題になる香港や沖縄でみられるチュウジの可能性はあると思う。チュウジの分布は、中央シベリア南部から北モンゴルと、アムール・ウスリーとに分断されている。比較的距離があるので遺伝子流動はある程度制限されているはずだから、遺伝的分化が進んでいる可能性がある。亜種かあるいは別種か。そのうち、バイカルチュウジシギとアムールチュウジシギに分けられるかも。もちろん関東のチュウジはアムール、沖縄のチュウジはバイカルってことになる。ニシチュウジシギ、ヒガシチュウジシギ(あるいはそのままチュウジシギ)のほうが無難か。

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Swinhoe's Snipe juvenile 110819I Japan.
個体I。

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Swinhoe's Snipes juvenile 110819IJ Japan.
個体I(手前)と個体J。

追加141227:最後の2つの画像を追加した。

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ジシギの種分化を想像する、特にチュウジシギに焦点を当てて (V)
承前 これまでのジシギ類の尾羽の考察についておさらいする。 ジシギ類は種分化の過程で尾羽の枚数を段階的に増やした。 雄の尾羽の枚数(と形態)はディスプレイの尾音を決める(影響を与える)。 雌は尾音を聞き分け雄を選ぶ。 雄の尾羽の枚数(と形態)は雌の選好性が決める。 雄の尾羽の枚数に変異が生じても雌は適切な枚数の雄をチョイスする(安定化選択)。 雑種の雄は両種の雌に好まれず適応度は低くなる(生殖隔離の強化)。 雌の尾羽は性選択の対象にならないためコストを低減する方向に変異する... ...続きを見る
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2017/08/20 14:05

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
画像の再掲ありがとうございます!肩羽の換羽状況はただ単に渡来時期が早いからか?とも思いましたが、やはり胸の斑の入り方などけっこう異質ではないかと改めて思いました。それにしてもこの2ショットはうらやましすぎます。
おでん屋
2014/12/26 22:14
ジシギの種分化を形態と分子系統の両面から解明できるのはおでん屋さんをおいて他にいません!楽しみに待ってます。
seichoudoku
2014/12/26 22:31

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