上嘴の鼻孔の溝がキアシシギより長いのがメリケンキアシシギの特徴の一つです。しかし、動いていたり、少し距離があると確認は難しいです。
3羽のメリケンキアシシギと2羽のキアシシギが一緒に行動していました。同じような環境で見られる2種ですが、こうしてツーショットに収まってくれる事はあまり無いのでは。
比べてみると、まず、背の色がセグロカモメとオオセグロカモメのように違うのが分かります。メリケンのほうが濃い。それから、メリケンの灰色が一様であるのに対して、キアシの羽端が薄くなっているのが分かります。正面から見ると、媚斑の交わる部分がキアシのほうが、広くなっています。また、メリケンの初列風切が尾より先に突出しているのも分かります。ただし、こうした差は年齢によっても変わるかもしれません。
何にもまして、メリケンの存在を知らされるのは、形態以前に、その特徴的なポピピピピというちょっとチュウシャクシギのトーンに近いのどかな声です。
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