数が減り、かつ人を警戒するようになったので以前に比べて観察撮影しにくくなった。
現地に到着したとき先客がいるときは過剰なインパクトを与えないようにこの鳥の観察はパスしていた。しかし今年はいつ行っても誰かしらいるのでなかなか近づくことができない。
数年前までは平日ならまずカメラマンに会うこともなかった。このところの人出はちょっと異常に思う。こんな状態が続くなら残念だがそれほど遠くない未来、鳥はかの場所を訪れなくなるだろう。
先月号のBIRDERのせい?それともこのブログのようなネット上の情報のせい?
この記事へのコメント
苦言
いくら観察の心得を説いたところで、そんなものより、どアップで鮮明な写真を見れば、心引かれて自分も撮りたいと思うのが人情でしょう!!短い繁殖シーズンで更にチャンスがある間だったら通う奴だって多いだろうし...
今はほんとに”撮ったら載せる!”で、配慮なんて思いもつかないブロガーが多いことが、稀少鳥類にとっては最大の敵か?
seichoudoku
撮った鳥たちをエントリーするかはいつも葛藤します。撮ったからには公開したい、一方で、公開したときの弊害を思う。
このブログも”撮ったら載せる!”の一つと思われても仕方のないところはあると思います。けれど、注意深く見てもらえばわかってもらえると思うのですが、繁殖期の観察には細心の注意を払っているつもりです。たとえばツミのエントリ。巣の撮影はもとより営巣木への接近は厳しく自己規制しています。孵化、育雛初期は観察も控えます。その他の繁殖中の鳥たちも遠くからの観察だけで撮影は基本的にしません。
当たり前ですがサンカノゴイの営巣場所へは近寄ることもしません。
ただ、毒が人を魅了するという事実は否定できません。このブログを訪れるオーディエンスの方々も多少の毒を期待しているのではないでしょうか。
毒が薬にもなるといいのですが。