嘴基部は黒く、肩羽や翼に褐色の幼羽が見られないので成鳥のようだが、後頸から上胸までぐるりと太い褐色の襟巻きが見られるので、第1回夏羽かもしれない。画像は全て同一個体。最後の画像は囀り。しばらく散ったサクラで採食、蜜を吸っていた?この地では春は少数が通過する。
世界的に見て繁殖地は限定的で、サハリン南部、千島列島南部、北海道、本州のみ。学名(種小名)philippensisは越冬地から。
日本の書籍で使用される英名は高野識別ハンドブックあたりまで、Red-cheecked Mynaだったが、630図鑑や山渓図鑑でViolet-backed Starlingになり、550図鑑、590図鑑でChestnut-cheeked Starlingとなった。
コバケイ図鑑では、コムクドリとカラムクドリは同種とされている。その前提で作画されているので、嘴の形や頭部のジズ、尾の長さなど両者にはかなりの差異があるのだが、形態がそっくりに描かれていて興味深い。図鑑の絵はリアルな写しでなく、「説明」であることがわかる。
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