背の黒さと足の黄色の鮮やかさで目につく。第一印象はホイグリンだったが、典型的なホイグリンと比べると、背の黒さがやや足りず、翼がさほど長くなくなく、スリムさに欠ける。初列の換羽もホイグリンにしてはやや早いかもしれない(新羽の最長はP5、P6は伸長中、P7-10は旧羽)。嘴を見ると成鳥だが、初列風切P10のミラーが小さく、初列雨覆に暗色斑が残るので、ホイグリンなら第3回、タイミルなら第4回かもしれない。初列の黒はP3まである。
Taimyr Gulls breeding/molting adult 131026 Japan.
この時期はセグロに対するタイミルの比が大きい。セグロの1/5~1/4程度がタイミル。背はセグロと同等から濃いもの、足は黄色味の強いもの、ピンクに近いもの、灰色のもの、多様だが、一般にセグロより換羽が遅く体形はややスリムである。
Vega Gulls molting adult /nonbreeding 131026 Japan.
セグロのヴァリエーション。初列の換羽が遅れているものは後頸の斑が少ない。一方で、初列の換羽が進んでいるのに後頸の斑がないモンゴルのようなものいる。
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