型か形か、 小型シロカモメ冬羽(動画)161217千葉県(追記161228)

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Glaucous Gull (probably Larus hyperboreus barrovianus ) nonbreeding 161217 Japan.
大きさはセグロカモメと同程度。頭部から頸部をカナダカモメのそれを思われる拡散した斑が覆う。初列風切の突出は、嘴と同じくらい。嘴はセグロと比べても華奢。足は長くは見えない。オービタルリングの色は暗かったので不明。小さなシロカモメが増えるのは年を越えてから。12月中旬では比較的稀。

追記161228:
大型カモメか大形カモメか、Ujimichiさんがツイートしていた。本ブログでは以下のように型と形を使い分けている。
型(form/フォーム); 同一種内の識別可能な個体で一定数現れ、注目する形質の違いが連続的ではない場合は、型を使用する。アゲハやの春型、夏型はわかりやすい例。雌雄や幼成の差もフォーム。
本エントリーのように、種シロカモメのなかの、小さいフォームは小型シロカモメと表記している。小型シロカモメはおそらく、アラスカの地理的品種=亜種と思われるので、亜種は型であって形ではない。多型と亜種はともに種内の部分集合であるが、多型は普通異所的でなく同所的に見られるが、亜種は異所的に分布する点で異なる。ドーベルマンとチワワの違いは、ともに種イヌの(地理的ではない)品種の差なので、大型、小型で表すのが妥当だろう。
セグロカモメ、カナダカモメ、シロカモメ等々をまとめる場合は、本ブログでは大形カモメと表記している。異種のグループを型で表してはいけないことはないと思うが、種内の型と区別したほうが合理的と考える。

生物学的に重要な「型」を以下に記す。
多型(たけい、ポリモルフィスム); 同一種内の多様性。遺伝子レベルでは、頻度1%以上あると多型といわれる。
遺伝子型/表現型(いでんしがた/ひょうげんがた・ジェノタイプ/フェノタイプ); これも種内の差異を表す言葉。~けい、と読むことも多い。私も高校、大学で「けい」と習ったのだが、「がた」が正しいようだ。
ズータイプ(動物の原型、げんけい); ホメオボックス遺伝子複合体を初めて持った生物すなわち最初の動物のことで、進化生物学、エボデボで重要なターム。原型(タイプ)はゲーテの形態学用語が語源。

生物学的に重要な「形」
生活形(せいかつけい、ライフフォーム); 生物の生活様式による生態学的分類で、種より上位の分類。フォームなのに、形と訳され、かつ「けい」と読む。あー、ややこしい。



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