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zoom RSS ネコは外来種ではないから殺さない?(追記190224・190407)

<<   作成日時 : 2019/02/22 21:04   >>

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有川美紀子著『小笠原が救った鳥』(2018年)を読んだ。印象に残ったところ。
鈴木さん、島の事情は分かります。でも、小笠原の生ものたちが大切でも、僕にとってはネコも同じ命ですから、それは無理です。安楽死はできません。(p35)
鈴木さんは、NPO法人小笠原自然文化研究所(通称アイボ)を立ち上げた三人の研究者の一人鈴木創氏、答えているのは公益社団法人東京都獣医師会副会長(当時)獣医師の小松泰史氏。カツオドリや亜種アカガシラカラスバト等の保護のため小笠原で捕獲されたノネコが殺処分されることなく、東京へ送られることとなった原点。
プロ意識はとても高く、もし捕獲カゴに入っているノネコの具合が悪そうだとしたら、荷物を置いて山を駆け下り、安全な場所に連れて行ってから荷物を取りにもう一回山に入ることもいとわない。(p105)
小笠原からノネコを一掃するミッションに取り組む「ねこ隊」は、決してノネコを殺さない。
結局、俺たちはネコ問題は外来種問題ではないと思ってやって来たから(p129)
ネコ問題は外来種問題で解決できない。ネコとそれを飼う人の関係の問題である。飼い方を変えれば終わらすことの可能な問題である(とアイボの人たちは考えた)。

私は幼少の頃ネコを心底憎んでいた。籠の鳥を狙うからである。怯えた鳥を見るのは心がつぶれる。結果、ネコを見れば、石つぶてを放った。そして現在、夜間探鳥で毎回ノネコが眼を光らせるのを苦々しく見る。鳥派にはノネコは受け入れがたい。一方で、ネコ派には殺処分は受け入れがたい。せめてネコ派には、絶対飼いネコを放ることのないようにしてもらいたい。


東京へ渡ったネコのその後→田中淳夫さんのブログ「小笠原のネコ」に引き取り手はいなかった


追記190224:
画像
キジを襲撃するノネコ180408千葉県。
外来種なら殺処分で解決できるのか。外来種問題はネコに限らず生物と人との関係の問題である。

追記190407:
2008年1月開催されたアカガシラカラスバトの保全のための国際ワークショップで、ファシリテーターを務めたのが森林総合研究所の川上和人氏である。彼は『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』で、外来生物の駆除事業ではネコを含めて対象動物は殺処分にされるのが世界標準であるとしたうえで、川上節とでもいえる彼特有のレトリックで次のように記す。
なぜネズミは一般家庭でも殺すのに、ネコは問題視されるのか。ミッキーやジェリーはよくて、ドラえもんやキティちゃんはダメなのか。疑問は尽きないだろうが、人間社会に組み込まれたネコという動物への対応は、一筋縄ではいかないことだけは心にとめておいてほしい。

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